たまごママネット医師団の池川 明先生(池川クリニック・横浜)が書かれた文章を紹介させていただきます。
母子にとってカンガルーケアとハグがいかに効果的か書かれています。
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カンガルーケアとハグの効果
皮膚刺激により、産まれた時の絆づくり(母子の絆)や、赤ちゃんの苦しさの解消に、カンガルーケアやハグは効果的です。また、お母さんの苦しみを癒したり、産みの苦しみが喜びに変わるのを助けます。こうして、ハグを経験しているお母さんは、退院するまでの間にお母さんになれます。しかし、退院時に突然子どもを渡されても母親になれずに、コロンビアでは未熟児の退院後、子どもが病院の前に捨てられていることがありました。ところが、カンガルーケアをしてからそれが無くなり注目されました。赤ちゃんを抱くと、お母さんは自然と赤ちゃんをさすり、また、その触れ合いが、赤ちゃんの苦痛を取り除きます。アメリカの救急医療のTVドラマ『ER』の出産シーンでは、最初の頃(10年前)は母子分離でしたが、そのすぐ後に分娩直後からカンガルーケアをするような場面になるなど、産科医療は徐々に変わってきています。
誕生直後の赤ちゃんを、お母さんに抱かせると、「赤ちゃんを落としたらどうするんだ」と言う人がいますが、自分の赤ちゃんを落とすお母さんはいませんし、初めは苦しそうだった赤ちゃんの表情も、抱かれているうちに、くつろいでいきます。
赤ちゃんは、おなかの中にいる時からすでに話したがっているらしいことが、3歳くらいの子どもがおなかの中での様子を話してくれて、わかってきました(例:お父さんに「おーい」って言ってた、誰も話しかけてくれなかった)。これをキックゲームのような母と子の遊びで終わらせてはもったいないことです。「病院行ったほうがいい?」「今日、これ食べる?」などの質問に対して、おなかを蹴り返してYes、Noを示してきます。また、夢に出てくる内容も馬鹿にできません。
では、お母さんはどうかというと、母性は産まれてすぐ母親に芽生えるというわけではないらしいことに気づかされました。生まれた赤ちゃんをおなかに乗せたら「邪魔だからあっちにやって」と言うお母さんが出てきたのです。そのことから妊娠中からの母親教育の必要性を感じました。赤ちゃんが生まれてからでは、お母さんの教育は遅いということです。
夫婦については、夫婦のコミュニケーションのミスマッチがあります。お母さんは自分のやってほしいことをやってもらえずイライラし、お父さんはやってほしいと思われてないことをやっています。学校では、コミュニケーションを学ぶ教科はなくて、夫婦になって24時間他人と生活し、初めて学んでいかなければならないことです。
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いかがでしたか。
妊娠中の方、子育て中の方参考にしてください。
母子にとってカンガルーケアとハグがいかに効果的か書かれています。
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カンガルーケアとハグの効果
皮膚刺激により、産まれた時の絆づくり(母子の絆)や、赤ちゃんの苦しさの解消に、カンガルーケアやハグは効果的です。また、お母さんの苦しみを癒したり、産みの苦しみが喜びに変わるのを助けます。こうして、ハグを経験しているお母さんは、退院するまでの間にお母さんになれます。しかし、退院時に突然子どもを渡されても母親になれずに、コロンビアでは未熟児の退院後、子どもが病院の前に捨てられていることがありました。ところが、カンガルーケアをしてからそれが無くなり注目されました。赤ちゃんを抱くと、お母さんは自然と赤ちゃんをさすり、また、その触れ合いが、赤ちゃんの苦痛を取り除きます。アメリカの救急医療のTVドラマ『ER』の出産シーンでは、最初の頃(10年前)は母子分離でしたが、そのすぐ後に分娩直後からカンガルーケアをするような場面になるなど、産科医療は徐々に変わってきています。
誕生直後の赤ちゃんを、お母さんに抱かせると、「赤ちゃんを落としたらどうするんだ」と言う人がいますが、自分の赤ちゃんを落とすお母さんはいませんし、初めは苦しそうだった赤ちゃんの表情も、抱かれているうちに、くつろいでいきます。
赤ちゃんは、おなかの中にいる時からすでに話したがっているらしいことが、3歳くらいの子どもがおなかの中での様子を話してくれて、わかってきました(例:お父さんに「おーい」って言ってた、誰も話しかけてくれなかった)。これをキックゲームのような母と子の遊びで終わらせてはもったいないことです。「病院行ったほうがいい?」「今日、これ食べる?」などの質問に対して、おなかを蹴り返してYes、Noを示してきます。また、夢に出てくる内容も馬鹿にできません。
では、お母さんはどうかというと、母性は産まれてすぐ母親に芽生えるというわけではないらしいことに気づかされました。生まれた赤ちゃんをおなかに乗せたら「邪魔だからあっちにやって」と言うお母さんが出てきたのです。そのことから妊娠中からの母親教育の必要性を感じました。赤ちゃんが生まれてからでは、お母さんの教育は遅いということです。
夫婦については、夫婦のコミュニケーションのミスマッチがあります。お母さんは自分のやってほしいことをやってもらえずイライラし、お父さんはやってほしいと思われてないことをやっています。学校では、コミュニケーションを学ぶ教科はなくて、夫婦になって24時間他人と生活し、初めて学んでいかなければならないことです。
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いかがでしたか。
妊娠中の方、子育て中の方参考にしてください。