ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

鬱で赤ちゃんを欲しい方へ

2009年01月18日 | 鬱で悩んでいる方へ
本日も山形からブログをアップしています。

芭蕉の句でも有名な山寺です。
渡辺眞史先生にご案内していただきました。
Img_0440

この日は、晴天で雪も降らず素晴らしい青空でした。
山の上にお堂があります。
Img_0438
急峻な崖の上に築かれた素晴らしいお寺です。
あいにく時間が無かったので、遠くから眺望するだけでした。
次回はゆっくりお参りしたいと思います。

鬱病で悩んでいる方から質問がきました。
多くの方が、この病気で苦悩しておられると思います。
そこで今日のブログは辛い体験をされたかたの質問と衣笠万里先生の回答を紹介します。
参考になれば幸いです。
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私は昨年8月に結婚しました。
3年前に欝病による大量服薬で自殺未遂を経験しています。
結婚を考え始めてから抗うつ剤を徐々に減らし、今は睡眠薬のみ になりました。しかし、不安定になると不眠の症状が強くなるため時々睡眠薬(ロヒプノールのみ)を処方されたよりも多く飲んでしまったりします。
子どものことを考え睡眠薬も徐々に減らしていきたいと思っています。
過去に大量服薬した薬や睡眠薬が体内に蓄積され
子どもに影響しないか不安です。
薬をやめてどれくらい経てば安心でしょうか? (自然に起こる奇形率については理解しています。)
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回答 たまごママネット医師団
3年前に大量服薬した薬剤や現在までに服用していた睡眠薬が将来妊娠した場合に胎児に影響するということはありません。それについては心配無用です。
ただし妊娠中も出産後の育児中もできるだけお母さんの精神状態が安定していることが、お子様にとっても望ましいと考えられます。
したがって、たとえ妊娠中であっても担当医師がうつ病の治療上ぜひとも必要であると判断すれば、服薬を続けることが望ましい場合もあります。
 最近では妊娠中でもやむを得ずSSRIと呼ばれる抗うつ薬や抗不安薬・睡眠薬を服用している女性も少なくありませんが、そのほとんどが元気なお子様を出産されています。
もちろん薬剤の危険性がまったくないと保証することはできませんが、一般人口と比較してさほど先天奇形が増えているわけでもなければ、出生後の発育・発達の遅れがみられているわけでもありません。
当然の事ながら、妊娠・出産・育児は喜び・楽しみとともに少なからず心身の負担も伴いますので、現在までのあなたの症状経過からそれに耐えうるかどうか、一度精神科の担当医に相談されてもよいと思います。
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衣笠先生のお答えにありますように、薬を服用しながら赤ちゃんを待たれたらいいのではないでしょうか。
赤ちゃんを望んだからといって、薬を避けることはないのではないかと思います。





コメント
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