ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母子の信頼関係をつくる

2007年10月16日 | 愛情ホルモン、オキシトシン
オキシトシンの研究をされている東北大学農学部西森克彦教授は「学問的なレベルで、オキシトシンやオキシトシン受容体が動物のみ成らず、ヒトとヒト間の母性行動や敵対行動、或いは自閉症のような精神疾患と深く関連しているという概念の確立に、科学的に至る迄にはまだまだ長い年月と多くの研究者のこの分野への参加・貢献が必要と思われます。」
 そこで今回はこれまでに寄せられた質問の中からオキシトシンに関連する質問から選んでみました。新井一令
**********************************
母乳育児と赤ちゃんの精神面、親子関係について質問させて下さい。6ヶ月になったばかりの娘ですが今まで完母にするためがんばってきたがどうしても母乳量が増えずミルク中心になっています。以前、別の方の相談で6ヶ月までが親子関係の構築に重要とありました。頻繁におっぱいを吸わせるようにしていますが母乳量が少ないとオキシトシン(親子関係にとても重要なホルモンと聞きました)が充分に伝わらないのではないでしょうか?また将来、ストレスに弱い子にならないでしょうか?結果的に乳首をおしゃぶりがわりにしてしまっているような状態です。娘の心の発達にとって問題はないでしょうか?私自身、子どもの頃から実母との関係がうまくいっておらず(私は完ミで育ちました)それだけに母乳にこだわってやってきました。しかし、最近はうまく吸ってくれないことにイライラしてしまいます。もうこの子とよい親子関係が築けないのではとても不安です。
回答  たまごママネット医師団
心地よさを与えられられた乳獣は、脳内でオキシトシンが産生され、ストレスから脳が護られたり、将来子育て行動を取りやすくなったりすることが知られています。人間でも同様であることが考えられますが、人は前頭葉の機能が高く、乳幼児期以降にも、人格の発達は行われます。実母との関係が悪い場合は、母子関係性障害が存在し、基本的信頼関係が欠如している可能性があります。
基本的信頼関係が欠如すると、自分に自信がない、他人を信頼できない人生になってしまします。自分に自身が無く他人を信頼できないと依存症に陥りやすく、学業依存、スポ-ツ依存、職業依存、アルコール依存、薬物依存として現れることがあります。基本的信頼関係が欠如していても、赤ちゃんが産まれ、心静かに赤ちゃんの瞳を見つめ、赤ちゃんの瞳に写る自分の姿を見つけることができた時には、生まれて初めて他人から信頼されること、他人を信頼することを知ることができるでしょう。育児環境は世代間伝達するので、つらい乳幼児期を過ごしてしまうと、自分自身の子育てに影響することは良くあります。
多く見積もって7割の両親が、子育てに喜びを感じていないかもしれません。
また、子どもと関係性を結ぶ能力が高い母親でも、母子だけが二人きりで取り残されると、不安定になってしまうこともあります。子どもが心地よい感覚を与えられるのは、母乳栄養が全てではなく、最も大切なことは、母親が楽しんで育児できているかどうかにあります。つらいときには可能な限り、子どもと二人の世界に入らず、じっと静かに見つめてくれる人を探し、頼ることが大切です。夫が最も良いとおもいます。それ以外にも、育児支援を行っているグループに助けを求めるのも良いでしょう。人間は人として産まれて、人と人の間で支えられて人間に発達します。決して一人で頑張るべきではありません。
自分自身が精神的に安定し幸せになることが大切です。それには母乳を与えることが、最も簡単な手段になりますが、それが全てではありません。心を静かにして赤ちゃんの瞳を見つめて微笑むと、きっと微笑み返してくれるでしょう。
それが赤ちゃんに与えることのできる心地よさです。
福岡新水巻病院小児科 白川嘉継先生
****************
赤ちゃんとの間で基本的信頼関係を構築してください。
心を落ち着かせて赤ちゃんの瞳の中にあなたの優しい顔を映してあげてください。赤ちゃんがきっと微笑みかえしてくれます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母親が風邪をひいた時は母乳が大切

2007年10月15日 | 母乳と風邪薬
うれしいメールがきましたので紹介させていただきます。
これから風邪の季節ですね。
母乳哺育をされているお母さんがこれからの時期で一番心配なことは、「風邪」ではないでしょうか。
授乳中の風邪について考えてみましょう。

「薬も母乳の中に移行してきます。この移行した薬の成分が赤ちゃんに何か悪い働きをするのではないかという心配のために、薬を飲むなら母乳を与えてはいけないという指導を受けることがあります。
このため、授乳中の薬については、母乳の大切さと薬が赤ちゃんに与える影響を比較して母乳を続けて良いか決めることになります。
一般に風邪の時に使う薬(鎮痛解熱剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗インフルエンザ薬、抗生剤、抗アレルギー薬など、)には母乳をやめなければいけないほど赤ちゃんに影響を与える薬はないといわれています。(渡辺眞史先生)」

早速、風邪をひかれたお母さんからのメールです。
**************
こんばんわ。
すっかり秋らしくなってきましたね。

実は先週末に風邪をひいてしまいました。
でも、たまごママネットで勉強していたので、バッチリ母乳は続けましたよ。
私は自分も内服しながら、授乳も継続という方法をチョイスしました。
幸い、母乳に理解のあるドクターに診てもらい、薬と共に「ダラダラ長引かせるより、薬を飲んで短期間で治す方がいいんだから」というお言葉ももらいました。
たまごママネットにも、母乳と薬のQ&Aがありますね。
内服した結果に関しては記載がないようですが、私のケースの結果を書きますね。
先生には想像するのは簡単でしょうが・・・。
私は辛いと感じたのは1日半で済み、息子はうつったものの私よりも症状は軽かったです。
私は熱が出たのですが、息子は発熱せず、鼻水が出ている以外は症状もなく、いつも通りに機嫌よく元気に大きな声を出して遊んでいました。
私が風邪症状に悩まされてる以外は、いつも通りの生活でした(笑)。安易に母乳をやめなくてよかったです。
**************
医師団の渡辺眞史先生の回答の中から抜粋します。

お母さんの風邪のために母乳を止めると、赤ちゃんはすごく不機嫌になったり、哺乳びんからミルクを飲まなかったり、具合の悪いお母さんを余計に苦労させることになります。また、お母さんが風邪をひくと赤ちゃんも同じ風邪をひきます。
このとき先にひいたお母さんの母乳中にはその風邪に対する免疫が作られ、赤ちゃんに母乳を与えることにより風邪を予防したり軽くすませることができるようになります。
  風邪をひいたときはむしろ母乳が大切になります。お母さんが風邪の症状で苦しい時、薬を飲んで早く楽になって母乳を与えることが、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても良いことになります。
*************
ぜひ、授乳を続けてください。
安易な母乳の中断はよくありません。

小児科医も薬のことや母乳哺育について勉強して欲しいですね。
大学でも母乳について教えて欲しい。

母乳哺育を楽しんでください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合成界面活性剤の危険性

2007年10月14日 | インポート
アレルギーの治療をしている、アレルギー科医の磯辺善成先生は、アトピーの原因は、合成洗剤だと言っています。
「合成洗剤の主成分である「合成界面活性剤」が私達の皮脂膜に取りつき、大切な脂の膜をはぎ取り、細胞内のタンパク質を変性させながら、連鎖反応的に次々に細胞を破壊していきます。浸透と乳化作用をくり返しながらどんどん体内に入り込んでいく」と、著書の「アトピーは合成洗剤が原因だった!」の中で述べています。

合成界面活性剤は、浸透力が強く、皮膚などからたやすく侵入し、血管内に入り、体内を巡り、蓄積され肝臓や生殖器に悪影響を与えると言われています。
女性は、子宮に蓄積し、アトピー性皮膚炎、アレルギー、喘息の子どもが生まれる要因にもなります。

合成界面活性剤は、私たちが日常的に使用しているシャンプー、リンス、歯磨き粉、化粧品、洗濯・台所・浴室用など各種洗剤、シェービングクリームなどに含まれています。現在人の日常生活にはかかせない洗剤となってしまいました。
合成界面活性剤を含む製品としては、シャンプー、リンス、歯磨き用クリーム、ハンドソープ、浴用せっけん、ボディソープ、化粧品、洗濯・台所・浴室用等の洗剤などがあります。

上記の製品をつくるために、界面活性剤は、分離している水と油を混ぜ合わせるための物質です。水と油が混ざると白くなるところから、乳化剤ともいわれています。

以前は、界面活性剤は植物や動物から抽出したものが主流でした。
合成界面活性剤は、非常に有害であるにもかかわらず、日用品の多くの製品に使用されています。
そお理由は、企業が商品の製造原価を下げる事が出来るために、有害であることがわかっていても、国の基準で合法的に、使用が許可されているために使われ続けています。

洗浄力に優れ、油とよく混ざる石油から作られる合成界面活性剤を、使うほうが企業は安価で製造できて儲かります。企業利益優先の考え方で生活者や環境のことは考えていません。

企業は、毎日、テレビ・メディアによる過大な広告を垂れ流し、国民をあざむき清潔が美徳のように煽り続けています。

消費者である私たちは、賢くなり、我が身を守り、地球に優しい商品を選ぶ意識を持ちましょう。

ちなみに私は、石けんもシャンプーも、合成洗剤の入った歯みがきクリームも洗剤も使っていません。
それらを使わずに快適な生活をしています。
ふけや手荒れは全くありません。
お風呂に入ってもお湯だけで体を洗います。洗うときは自分の手のひらと指で洗います。
快適です。肌もつやつや。
皆さんから年には見えませんね。と言われています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妊娠中のインフルエンザの予防接種

2007年10月13日 | インフルエンザの予防接種
これからインフルエンザの流行が心配されますね。
特に妊娠中は気になりますね。
インフルエンザの予防接種についての質問が過去にありましたので転載します。
******************
風疹のワクチンを打つと、2,3カ月は妊娠してはならないと言われていますが、インフルエンザの予防接種の場合は、そういう規定がないのでしょうか? 排卵3日くらい前に受けたとして、その排卵で妊娠したときに、胎児に影響はないのでしょうか?

*************

回答  たまごママネット医師団
ほとんど関係ないと思います。
日本の説明書には妊婦、授乳婦への安全は確立されていない、うんぬんの但し書きがあります。
欧米の文書には、妊娠第一期(妊娠13週まで)には接種しない方がいいと書かれています。
その理由は、インフルエンザワクチンに副作用を起こす確率がある一定の頻度であり、わざわざ妊娠初期にそのような危険なことをする理由がないということらしいです。
ただし、病気の人を抱えていたり、感染しやすいような環境にいる妊婦は妊娠のどの期間でも予防接種をするべきとされています。
健康な女性で、感染の多い環境にいるのでなければ、ワクチンの必要はないと思います。
ただし、ワクチンを行ったとしても、それによって子どもに影響があるとは考えなくて良いと思います。
 ちなみに、風疹ワクチンを接種して3ヶ月以内に妊娠した場合でも、何か問題が起こったことは、今までに報告されていません。
日本の薬品の注釈には責任をなるべく回避するような文言が並んでいて、額面通りに従っていたら、困ることも多いです。海外の情報を使った方がいいことも多いのでインターネットで検索してみると良いと思います。
************
日本の薬の添付文書には多くの問題がありますね。
いたずらに不安をあおる文言が並んでいますね。
今のままだと妊娠中は薬を飲めませんね。これから、厚生労働省に改善を要求していかなければなりませんね。
同じように授乳中の薬もそうですね。
薬の服用が元で断乳している方が多くいますね。
我が国は、母乳哺育がしにくい国ですね。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

油絵を買いました。

2007年10月12日 | 日々の思い
今月初めに、油絵を買いました。
私は、絵画が好きで油絵、日本画、版画などを所有しています。
といっても高額の作品を持つのではなく、自分が気に入った作品を購入したり画家からいただいています。

作品の質がいいものを購入して壁面に掛けて楽しんでいます。
10年ほど前には、難波田龍起という画家のCD-ROM画集をつくりました。
私の尊敬する画家です。その他には、日本画家の秋野不矩という文化勲章をもらった画家などが好きです。
お二人のアトリエにはよくおじゃまをしました。

現在も画家の友人、知人がいます。
個展の案内状が来るのですが、なかなか展覧会にはいけません。

「母子像」の油絵が以前から欲しと思っていたのですが、なかなかいい作品が出てこなかったのですが、やっと待望の作品がカタログに載っていたので購入しました。
4号の作品で、長尾 己という兵庫県出身の物故の画家の作品がありました。
画家はクリスチャンで教会の中に飾る作品を描いたりしています。
マリアが眠る幼子イエスを抱いている作品です。
母子の情愛が描かれています。
作品は、高価ではなく数万円です。高い絵は買えません。

事務所に掛けて楽しんでいます。
疲れたときに作品を眺めると心が落ち着きます。

皆さんも時には、絵画の鑑賞をされてはいかがでしょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

携帯電話の電磁波対策

2007年10月11日 | 携帯電話の弊害
昨日に引き続き携帯電話の電磁波の影響について書きます。
今回は、影響を少なくする使用方法についてです。

携帯電話は基地局からの電波が発信されています。
レベルが低ければ低い程、携帯電話は強い電波を出しています。(受話器のアンテナの表示本数が少なければ少ないほど強い電波を出している)
 電波レベルが低い時は使用しないほうがいいです。
携帯電話が最も強い電磁波を発生させるのは、ダイヤルする時と呼び出し音が鳴っている時です。
ダイヤルし終わってもすぐ携帯電話を耳に当てずに、液晶画面で通話が始まったのを確認してから話し始めると電磁波が多少弱くなります。
 携帯電話が発する電磁波の強さは基地局からの距離に大きく影響され、基地局から遠ければ遠い程、また受信状態が悪いほど強い電磁波がでます。

その他に、自分で出来る携帯電話電磁波対策として、次のようなことが可能です。

携帯電話のアンテナを伸ばせば電磁波を拡散できます。
最近の機種は、アンテナ内蔵が増えていますので、どこまでシールドされているのか確認された方が無難です。
アンテナを内蔵している携帯電話本体をなるべく身体から離しておくとよいでしょう。

PHSの電波は、他の携帯電話の10分の1程度と言われています。
私もPHSに換えようと思っています。

電磁波の影響は距離の二乗に反比例します。耳から離せば離すほど良いわけです。聞こえにくくなる限度の3センチほど離せばいいでしょう。
また身体から離せば離すほど低くなります。

子どもには携帯電話を使わせない
脳細胞への悪影響が考えられるので、10年20年後を考えて、使用を控えさせましょう。

イヤホンマイクを使う
イヤホンマイクを使えば、電磁波を頭部に直接浴びることなく、安心して通話することができます。


できれば、妊娠中は携帯電話の使用を控え他方が無難ですね。
また、胎児の上での通話やメールはやめましょう。
長時間の使用もやめましょう。

とにかく携帯電話を出来る限り身体から離してください。
どうしても使用頻度が高い方は、PHSに換えられるのがいいのではないでしょうか。
以上上手く携帯電話を使ってください。

携帯通信会社からの回答が帰ってきましたら続編を書きます。
無責任な対応がなされると思います。
回答が無ければ、情報公開や企業の安全責任などについて追及していきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電磁波の人体への影響

2007年10月10日 | 携帯電話の弊害
携帯電話の使用について不安に感じたことはありませんか?
といっても、料金や紛失などではありません。

携帯電話が及ぼす健康への影響についてです。
以前のブログに、携帯電話が親子のコミュニケーションを阻害していると書きましたが、本当は今日の記事が書きたかったのです。
 いきなり脅かす訳にはいきませんので、携帯通信会社には、質問状をだしましたが、果たして回答がくるのやら、自分たちに都合が悪いことには回答してこないでしょうね。

今回の携帯の電磁波の健康被害については、続報としてこれからも書いていきます。
社会問題として、声を上げていかなければならないと思っています。

それも私の仕事だと思っています。

さて、それでは携帯電話の電磁波についてお知らせしていきます。

携帯電話のマイクロ波は800~900MHz(メガヘルツ)帯と1500MHz帯ですが、これらの周波数は一秒間の振動数です。
携帯電話を受信するたびに、一秒間に8~9億回・15億回、脳内が振動しています。

電子レンジのマイクロ波は食品内の水分子を一秒間に24・5億回、強制的に振動させ、分子運動から熱エネルギーを発生させて食品を加熱します。

携帯電話を使用するのは、電子レンジを耳に当てているようなものなのです。
携帯電話は、目や脳という、人間のもっとも重要な部位に直接当てられます。


以前から危険性を訴え研究者が研究してきました。
1990年代に、イギリスの大学の研究者が政府の委託を受け、携帯電話による電磁波の研究を行い「予防措置を取るべき」と警告しました。
その報告を受け、イギリス政府は「16才以下の子どもには、携帯電話の使用を控えさせるように」と発表しました。
イギリス保健省は、2002年7月27日に16歳未満の子どもは緊急時以外は携帯電話の使用を禁止する旨、各学校に指導を勧告。さらに英政府は、携帯電話を販売する際、「健康に悪影響を与える可能性がある」と明示した小冊子の添付を義務付けました。

子どもの脳や身体の組織は成長の過程にあるので、成人よりも遺伝子損傷を受けやすいといわれています。環境からのさまざまな攻撃に適応する保護システムも完成していません。さらに、電磁波は大人に比べて子どもの頭や脳や眼をはるかに奥深くまで貫くという研究結果もあります。
これらのことから、幼い子どもが強い電磁波を発する無線機器を使用することに恐怖感を覚えるのは私だけでしょうか?


携帯電話からはマイクロ波だけでなく高周波電磁波も放射されています。
携帯電話のマイクロ波が「脳細胞のDNAを切断する」という研究レポートもあります。

脳の中央部にある松果体(磁気器官)が磁気変化に過敏に反応、行動と心理メカニズムに深く関連している神経ホルモンの分泌(セロトニン・メラトニン・ドーパミン)が抑制されます。
セロトニンの減少は抑うつ症を引き起こし、暴力や自殺が増えるという現象が見られます。
ドーパミンは生体情報の科学的伝達物質で、緊張や怒りなどの感情に関連、血圧上昇等をもたらします。
メラトニンは呼吸をコントロール、免疫を調整したり、ガンを抑制するなど、大切な働きをします。
乳児突然死症候群(SIDS)はメラトニンの減少と関係があるといわれています。

欧米諸国では、訴訟や、携帯電話の電磁波に関する規制が行われだしました。
日本では、科学的な証明がないということで、政府は規制や見直しなどに動いていません。


次に電磁波と妊婦について考えてみましょう。
これはは、医学的にはっきりした事が判っていないのが現状です。

妊婦の場合は体内に胎児がいますので、胎児の成長にとって、大変重要です。
安全が確立せず、またその影響について医学的に立証されていないからこそ、今、私たちはその影響を考慮してしようすべきではないでしょうか。
お腹の赤ちゃんの上での使用は、避けるべきではないでしょうか。
自己防衛も必要です。

研究が勧められている段階ですが、結果を出すためには、長い年月と多くの事例が必要です。まだまだ10年はかかるかも知れません。

アメリで起こされている、携帯電話使用による電磁波によって健康被害に遭ったとし、アメリカの患者、日本メーカーを含む携帯電話関連企業を相手に、巨額の賠償請求や悪影響を防ぐためのヘッドホンの無料提供などを求めた集団提訴がなされました。
これらの訴訟が、電磁波の健康被害の実態の解明を早めて行くのではないかと思います。

これに関わらず、妊婦や子どもの携帯電話の電磁波を不用意に被爆しないように、注意しましょう。

世界保健機関(WHO)は、電磁波対策の必要性や具体策を明記した「環境保健基準」
作りに向けて動いています。
いずれ公表されると思います。
我が国の政府や厚生労働省は、その勧告を受けても動かないのがこれまででした。
国民の健康と豊かな暮らしを守るなど考えていないのが実情ではないでしょうか。

本日、携帯通信会社の社長に質問書を送りました。
回答がありしだい、このブログで公開していきます。

とても重要な問題ですが、通信会社は利益を追求するのみで、使用者の健康など考慮していないのが実情ではないでしょうか。
儲かればいい、小手先の社会貢献をいって誤魔化しています。

お母さんや赤ちゃんの健康を考えた商売をするのが企業のつとめだと思います。

次回は、携帯の電磁波を避ける方法をお伝えします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生活のリズムとテレビ

2007年10月09日 | 子育ての悩み
今回は、お母さんから子育ての悩みを解決した経過をいただきましたので、紹介させていただきます。
参考になりますのでお読みください。
*************
遅寝遅起きの不規則な生活を改善したいがパパに合わせた生活から抜け出せない。
癇癪持ちで我が強い息子に手こずるも叱らずに言い聞かせたいがうまくいかない。

その後、息子は乱暴になるばかりで情緒不安定になる、きつく叱った日は夜泣き…、怒る私の顔色を伺いながらも自分の気持ちを止められないという感じを受ける。これではダメだと思い、叱るのをやめ以前の方針に戻す。
この間約1ヶ月。私の息子を叱りたくない思いと他のお母さんの目が気になるという思いから同い年の子ども、近所の子どもと遊ぶ機会を減らすようになる。

10月頃、家にいるとしまじろうのDVD(その前の月からベネッセのこどもチャレンジを始めた)を見てパソコン(買い換えたのをきっかけに使うように)してテレビて・・・が毎日繰り返される。

それから寒い時期に入り、外遊びを避けてしまう、朝起きるのが遅いので子育て支援センターなどに行けず家にいる時間が長くテレビを見る時間も長い・・・という悪循環が続く。
 
通い始めて新井一令先生から早寝早起きの大切さ、テレビ、パソコンの悪影響の怖さを詳しく教えてもらう。
やっと自分の怠慢さやエゴに気付き月末から息子の生活パターンを変える。夜は8時半に寝て私も一緒に寝る。帰りの遅いパパの食事の支度は3時間程寝てから起きてする。朝は7時半頃起こす。午前中は公園に行き、午後からポポくらぶに行ったり公園に行ったりするパターンを作る。

 お蔭様でだんだんリズムが出来てくる。一度リズムが出来ると崩すのが嫌で頑張るようになり定着させる事に成功!定着したことに安心してしまったのとゴールデンウィーク後の帰省、梅雨、風邪などが重なりポポくらぶに参加しなくなったのは失敗でた・・・。
生活リズムを変えてまもなく息子が生き生きと遊ぶようになる。新井一令先生とも楽しそうに遊ぶ姿にびっくり。

今まで他の子どもが遊んでもらってるのに何故か?警戒してか?近付かなかった。
息子が変化する前は気付かなかったがポポくらぶに来ている子ども達はとても表情豊かで笑顔が自然で楽しそうに遊んでいる。が、息子を含子どもの周りのお友達に無表情な子が多い事に気付く。各々遊んでいても大人しく声も出さず楽しそうには見えない。

 笑顔が少ない。特に子育て支援センターに来てる子の多くが生き生きした感じがほとんどない。大学の教室に来てる子はおとなしく無表情な子が多いと改めて思う。

息子も表情が乏しく、おもちゃの取り合い以外は何をしていいのかわからない、支援センターなどでは車のおもちゃで一人で遊んではぼーっとしての繰り返しだった。

毎週の大学の教室では先生や学生さんがいろんな遊びをしてくれて唯一楽しそうにしていたが、無表情な時も多くおもちゃの取り合いが頻発で一方的に取るばかりで相手の事はお構いなしだった。

生活リズムを変えたと同時に私も息子とよく話し、一緒になって遊ぶよう心がける。そうすると遊ぶ時以前より笑顔が増え、普段の生活でも気持ちが安定しているのか、ぐずってもお手上げ状態になる事が前より減る。

 単語がはっきり言えるものが少しずつ増えお話しようとしだす。そして相手が何をしているのか観察しだす。本当に少しずつだがおもちゃの取り合いが減りどうぞしようとする。今まで相手を気にせず一方的におもちゃを取っていたが、相手が何をしているか、おもちゃを取っても泣いている子を見てる、気にするようになった。人と関わろうとしているのかなと思い始める。
 
 一緒にいた男の子を噛んでしまい新井一令先生に教えてもらったやり方で、その後、息子は腹が立っても噛む事をしなくなった。噛むような事態になることがまずなくなった。

来月で息子3歳になるが、ここ2ヶ月弱でお友達と仲良く遊び、一緒に何かすることが格段に増えた。おしゃべりは遅い方のようだが自分を主語にして自分の気持ちを一生懸命伝えようとしている。
************
生活習慣の大切さ、そして親が子どもとの関係を考えることが、出来るように支援することはとても大切です。

この子の場合は、電子メデイアの影響から感情のコントロールや無表情でした。暴力に訴えて物事を解決したり、言語の発達も遅れていました。
生活のリズムや、テレビの視聴をやめて、3週間ほどで軽快していきました。

彼が来たときには必ず「ハグ(抱く)」をしていました。
よくきたね。いい子だね。といいながらハグをしました。

夕方の外遊びをすることでよるの睡眠もとれるようになり、こころも落ち着いたようです。
母子共に、素晴らしいいい表情をするようになっていきました。

親が早く気づくと、その分早く軽快していきます。年齢が上がれば上がるほど時間がかかります。

それにしても、自治体の支援センターやつどいの広場に来ている、親子の表情が乏しいのは困ったものですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤ちゃんからサインが

2007年10月08日 | 日々の思い
連休をいかが過ごされましたか。
私は、年中無休ですので休みはありません。
正月から大晦日まで一日も休まず活動しています。

今日も、日当直の先生から回答がきました。
その他にも先生からのメールが数件ありました。

私の活動は「趣味」ですから休まなくても楽しく続けられます。
毎日、電話やメールでお母さんとお話をしています。そこで学ばせていただいています。
それだけで幸せです。

今日は公園で遊んでいる親子が目立ちました。
お父さんもいました。公園で遊ぶ父親の姿はいいものですね。

体をつかう男の子や年長の女の子の遊びには、父親の出番が大いにあります。
体をいっぱい使い、冒険心いっぱいの遊びは子どもの心を養うのに持ってこいです。

このところ、公園や電車の中で、2~3歳の子どもによくサインを送られます。
とても素晴らしい笑顔で呼びかけてくれます。
今日も2歳半くらいの男のこに、サインを送ってもらいましたが、お母さんがキョトンとしていました。
爺さんに何で笑顔を振りまくのか怪訝な顔をされていました。

思わず笑顔を返します。そして声をかけます。「おりこうだね」「いい子だね」「どに行くの」「お母さんと一緒でいいね」とサインを送ってくれたお礼をいいます。
また笑顔を返してくれます。
親は、きょとんとしています。

こちらが自然体でいると、多くの赤ちゃんや幼児がコンタクトをしてくれます。

子どもと関わっていると自然に身体から子どもを受け入れる波長が出ているのかも知れませんね。

以前より、顔が優しくなったように感じます。子どもの心を受け止めるのには、構えず自然体が一番いいようです。

皆さんも試してみてください。

明日は、堺でお母さんと子どもたちと遊びます。

2週間前は、大きな銀杏の木からぎんなんが落ちていたので、拾いました。
皮をむいて洗って乾燥させてお母さんに持って返ってもらいました。
その横で、子どもたちはどろんこ遊びをしてもらいました。
裸足で真っ黒になれる子、裸足になるのを嫌がる子、様々ですが、最近は裸足になれる子が少数派になりました。
自然で野生児が少なくなったのが気になります。
さて明日は、どうなることやら。楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親の養育体験が子育てに影響

2007年10月07日 | 子育ての悩み
子育て相談にきた質問を、紹介させていただきます。
多くのことを感じていただけると思います。
****************
1歳半になる娘の癖が気になり始めました。
たぶんチックではないかと思い、いろいろ調べました。その可能性は高いと思います。
1歳前から無意識頻繁に、鼻にしわをよせることがありました。そのときは何も感じませんでした。
最近はあまりありませんが、そのかわり、ふとした瞬間に両肩をもちあげる動作がでてきました。
最初は髪の毛がのびて首元が気になるのかと思っていましたが、なんだかそうではないと思い始めました。というのは、チックになるであろう原因に心当たりがあるからです。

娘は7ヶ月頃からひどい便秘になり、おまるできばる練習をはじめました。
それは成功し、硬いウンチはおまるで出せるようになって便秘も解消しました。しかし、それと同時に、私の中で、おまるでウンチができるということが誇りになりました。
それまで周りの赤ちゃんより寝返りなどすべてにおいて遅かったので、おまるでウンチできるんだから、他が遅くてもこの子はすごいんだ、と思い込もうとするようになりました。

1歳前になって、急におまるに座ることを嫌がり、オムツにウンチをするようになりました。私はそれが悔しくてたまりませんでした。
どうしておまるにウンチしないの?!できるくせに!?と、イライラし、はじめて娘のお尻をたたいたのはそのときでした。
しばらく無理やりおまるに座らせたり、オムツにウンチをするとお尻をたたいてしまったりしました。いけないことだとわかっているのに、唯一の誇りだったことがなくなってしまったかのようで、悔しくてイライラして、主人にもたたいてしまうことを相談し、なんとか自分の苛立ちをおさえることができました。

最近は、ムラ食いをするようになって、イスに座るのを嫌がったりスプーンを投げたり、べえっと吐き出したり、そういう行動がどうしてもカチンときて怒ってしまうことが多くなりました。
 お尻をたたくことは以前よりは減った、というか、たたきたくなる衝動を抑えるために、ソファのうしろから出られないように閉じ込めるというおしおきをしてしまうようになりました。

娘はもちろん怒られて閉じ込められて、泣きながら私の顔を見ます。でもどうしてもしばらくの間は、抱っこしてあげることができないのです。元来の性格だと思います。イライラがなかなかおさまりません。ソファのうしろから出してあげると、娘は泣きながらおっぱいをほしがりますが、まだイライラしている私は「おっぱいはなし!」と言います。娘はまた泣きます。
少しすると娘はあきらめて、泣き止んでおもちゃで遊び始めます。私はしばらく育児放棄のような、娘が私の機嫌をとりに来ても無視してしまいます。

もちろん、すべて自分が間違っていることはわかっています。
抱っこしてあげられたらどんなに自分もこの子も、こんな嫌な気分にならずにすむだろう、救われるだろうと思います。こうしてメールをうっている横で、すやすやとかわいい顔をして眠るこの子を愛しいと思います。

だけど、自分の感情をコントロールできないのです。

涙がでます。この先、このままチックが出続けるようなことがないように、できるだけ怒らずにいよう、そう思うには思うのです。
決意するのです。でも、いざその場面になると、やっぱり言葉や行動には我慢していても、心の中の怒りには、きっと娘も気づいているんだと思います。

おおらかに子育てできる人が本当にうらやましいと思ってしまいます。
それぞれに悩みや不安はあるだろうに、感情をうまくコントロールできて楽しく子育てができる人が、本当にうらやましい。そうなりたい。
私の主人はこのタイプなんです。娘はまだ救われているかもしれません。
仕事から帰ってくると娘とたくさん遊んでくれます。

私の性格の問題なんです。チックも、遺伝性・家族性のものかもしれません。姉が中学時代に髪の毛を抜くという症状がありました。

*****************
連絡いただきました状況は比較的良くあります。
母親の養育体験が悪く、父親の養育体験がよい、そのために父親は母親の気持ちが理解できず、さらに母親は実母との関係性も悪いため、実母の助けが得られず、実母との関係性障害により、基本的信頼関係を築く能力がないので、他人を信頼できず、親友がなく孤立する。
 このような状況を乗り越えるためには、母乳を吸わせることができる時期であれば、母乳を吸わせてオキシトシンの分泌により子どもとの関係性を強めることができます。
しかし、母乳が終わる時期になるとイライラしてきます。本人の力ではどうにもならないので、そのような状態を改善する最も早い方法は薬物です。
バルプロ酸と呼ばれる抗てんかん薬を200mgねる前に内服するとイライラがかなり消えます。
次に心を抱きしめてもらうことです。

実母や夫が心を理解できるようであれば、育児をじっと見つめてもらうだけでも楽になります。
非難せず全てを受け入れる姿勢をもち、じっと見つめます。それは無理なことが多いので、同性の誰か理解していただける人に支えてもらう必要があります。

最も危険なことは母親と子どもが二人だけになることです。

子どもの頃抱っこされず、ほめてもらえず、子どもが本来もっている行動を受け入れてもらえず、行動様式を変えるようにしつけや教育を受けたりして、つらい養育期間をすごすと、将来、自分の子どもを抱きしめたり誉めたりできなくなります。
 決してその母親が悪いのではなく、子どもの時に受けた養育によって、自分の子どもを攻撃するように脳が形を変えてしまっています。気持ちを変えたりするような簡単な方法ではうまく行かないので治療がいります。
前頭葉をきたえる方法も幾分有効で、音読がよいです。文字の大きい本、絵本でも良いと思いますが、1日10分以上声に出して読むこと、脈拍が120~140/分程度まで増加する有酸素運動を1日1時間ほどすること。夫婦の性行為でも良いと思います。性器の刺激や、オルガスムスで、男女ともオキシトシンが分泌され、夫婦の絆も強まります。
それ以外にも、木の香りを嗅ぐこと、木の多いところに行くこと、テルペンと呼ばれる木の香りに精神安定作用があります。などです。1つずつ実行されては如何でしょうか。
(白川嘉継先生  福岡新水巻病院小児科)
********
養育体験は、子育てに大きく影響します。
私たちは、親への支援がどこまでできるのか模索しながら働かせていただいています。
不幸な養育体験を持った親への支援は、世代間連鎖を絶つためにもとても重要です。
ただ私に出来るのは、聴いてあげることだけです。
それを今後も続けていきます。いい聞き手になれるように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤ちゃんとお母さんは一心同体

2007年10月06日 | インポート
今日は、イギリスの乳幼児精神保健のパイオニアであり小児科医ウィニコット
(Winnicott DW)の言葉を紹介させていただきます。
僕の大好きな言葉です。お母さんへの支援の時にその思いを伝えます。

「赤ちゃんというものはいない。赤ちゃんはいつもお母さんの一部である。」
(There is no such yhing as a baby .A baby is always a part of someone,the mother,)
赤ちゃんの誰もがお母さんとは切り離すことが出来ない存在である。
お母さんが安心していると、赤ちゃんも安心していられます。
お母さんがイライラして情緒が安定していないと、赤ちゃんも心が安定しません。

お母さんの支援で一番大切なことは「それでいいのです。大丈夫」という言葉です。
多くのお母さんはこの言葉で安心されます。

電話でサポートをさせていただく時に、赤ちゃんの泣き声が聞こえると、赤ちゃんを抱いてあげてとお願いします。世間話で心を和ませて、おかしな話をして、笑っていただきます。すると赤ちゃんも一緒に笑ってくれます。

母親の笑顔はとてもとても大切です。

僕は、多くの赤ちゃんと接するときにいつも笑顔で応対します。そうすると「微笑み」返してくれます。

またウィニコットは「赤ちゃんはお母さんを見つめる時、二つのものを見ています。
お母さんの瞳と、自分を見つめるお母さんを見ています」
(When the baby sees its mother,it sees two things,themother and the mother's
eyes looking at it,)
赤ちゃんは瞳の中に映るお母さんの心の明暗を敏感に察知しながら相手を認知してくと同時に信頼関係を深めていきます。

母親の暗さは、暗い過去の思い出や自分の辛かった幼児期のフラッシュバックが反映されていることがあります。

赤ちゃんは、神秘的な能力を持っています。親の心の奥を見通します。お母さんの心の奥にあった辛い記憶が甦らせます。得体の知れない不安感に襲われ心を乱します。

信頼できる人にサポートしてもらうことが、前向きに子育てしていける秘訣です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛着不足を招く早期保育

2007年10月05日 | インポート
子どもの心は胎児の間に、自分の意思を表わすことが出来るまでに発育し生まれてくる。

出生後は、6週までの時期は、乳児は母に対して絶対的な信頼関係を構築する。
母乳を通してさらにその関係は強固なものになる。

6ヶ月までは母子の関係の中で一体感がつくられ、鏡の裏表の関係が構築される。
お母さんが悲しむと赤ちゃんも悲しむ相互関係ができます。

子どもが成長し、結婚し母親になったときに、この時期に母親から受けた養育が刷り込まれて育児ができる能力が備わるのです。
早期の母子分離はこの能力が育まれません。

6ヶ月以降に愛着行動が生まれます。この愛着は母が外敵から子を守る行動であり、
子は自分を守ってくれる母親を愛着対象として認識する。

2年の歳月を要する。母が自分を必ず守ってくれるという確信が子の心に定着すると、それがその子の生涯にわたって「人を信ずる」ということの基礎ができあがります。

少なくとも3歳まで母が常に子と一緒にいることが望ましい。3歳以降になってようやく、子どもは集団で知育、徳育、体育を受け入れられるようになる。
この時期になってやっと、幼稚園や集団の中で育てられるべきである。

幼児教育を知らない人々、特に厚労省によって「育児支援」の名のもとにすすめられている保育所増設政策は我が国の発展を大きく阻害する悪策でる。
この施策によって潤うのは、社会福祉法人だけである。

0歳児の保育には、一人の園児あたり高額な税金が保育所に支払われる。
その金額は、おどろく金額である。

0歳児の保育はやめて欲しい。女性の職場復帰を促進するために、保育所の増設を行い待機児0作戦などと愚かな施策を市町村に課している。
預けないですむような助成制度を創設すべきである。

保育園に預けることで、一日数時間でも母子分離が起こり、愛着形成に支障をきたした子どもが育ちます。
愛着未形成の中で育った子どもが成長すると、少年犯罪や心の病気を誘発すると言われています。

また、親から養育されていない子どもは、育児の能力を身につけずに成長します。
それは、長い目で見ると「少子化政策」の反対である。

子どもを預けて就労している母親は、仕事で疲労し、子育てに前向きになれない等の、大きな問題が発生します。
そんな人たちは、第2子を育てたいなどと思えなくなります。
大切な時期に、子育てのアウトソーシングは、我が国にとって大きなマイナスです。

幼保一元化などもってのほかです。
親たちに安易に子育て放棄を促すだけである。
早期の母子分離は、子どもの人工飼育化に他ならず、絶対にやめるべきであり、日本を滅亡させることになる。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

技術不足のエコー検査で不安に

2007年10月04日 | 頚部浮腫
今回は長文ですみません。

私のサイトには、年間多くの人が頚部浮腫(nuchal translucency(NT))と言われ、妊娠中絶をしようと思い、最後の相談をしてくるケースが年間50名近くいます。
しかし、これらの人の中には浮腫が消え無事にお産をして元気な赤ちゃんを産んだ方が多いです。
これっていったい何なのでしょうか?

赤ちゃんの側の問題はあるでしょうが、全てのケースでそこに問題があるわけではなく、
多くの場合は、医師がエコーの検査が出来ていないケースが多いのではないでしょうか。
画像を解析する技術が不足しているのが実情です。

患者へのサービス合戦で、胎児のビデオや4Dの画像をプレゼントします。
機器ばかり最新のものにお金をかけて、導入してもその機器を有効に使い、技術を高め、胎児の成長を見守るという姿勢に欠けているのではないでしょうか。

頚部浮腫に関して、より多くの症例でしっかりとした統計、調査を行ったうえで、妊婦に過度に「悩ませ葛藤させる」ことの無いように、共通のガイドラインがつくられるべきです。
どこの産婦人科に行っても大きくは違わない説明があるべきですが、現実にはその技量や知識には大きな差があります。

医療機器などの発達により、多くの福音がもたらされましたが、一方、過度の医療介入が起こっています。
「こういう所見がある。心配だったら、次の検査を受けなさい。」そうではなくてもう一歩踏み込んで、患者側に立った専門的判断や説明を心掛けて欲しいものです。

なかには、頚部浮腫を告知し、高額な検査をするように勧める医師もいます。
気持ちが動転した患者は、迷わずその検査を予約することは明白です。
医師が勧めてはいけない検査を、利益のためにすることもある。

頚部浮腫などの告知についてもドクターハラスメントではなく、きちんとした説明がなされるべきです。そのためには、画像解析能力が求められます。

時には、妊婦に「妊娠をこのまま継続するか夫婦で結論をだしてください」「中絶を進められる」と言われたら落ち込み悩み苦しみます。

このようなケースでも健康な赤ちゃんを産んだという報告を受けています。
***************
現在15週に入った妊婦です。14週3日で受診した際NT1.7mmのため、染色体異常の可能性を指摘されました。3mm以上でも16週頃には消失してしまう事が多いため私の場合消失しかかっていて、1.7mmという値なのか判断できないそうです。NTという浮腫が認められた場合、ダウン症以外あまり長く生きられない重症の場合もあるのですか?その確率は?どのような子どもでも産んで育てていきたいと思っていますが、出産直後に処置が必要な場合は多いですか?やはり可能性がある以上普通の産科よりそれなりの処置がすぐできる病院を選んだ方がいいのでしょうか?私は今33歳で二人目の妊娠です。
回答  たまごママネット医師団
 nuchal translucency(NT)の所見は、妊娠7~8週ごろから確認でき、16~18週には消失する例がほとんどです。一般的には、10~14週の測定値が3~4mm以上を有意として、厚くなればなるほど、ダウン症を代表とする染色体異常(トリソミーなど)のリスクが高くなるといわれています。
 幾つか確認したいこともあるのですが、とりあえず14週3日の健診の際のエコー検査で、胎児、羊水などの異常所見も明らかでなく胎児発育も標準であった、14週の健診の1回前の健診では(妊娠何週だったのか分かりませんが)胎児の向きなどによりNTの有無や程度は不明であった、と仮定して考えてみるしかないとおもいますが、異常の可能性はかなり低いと考えてよいのではないでしょうか。少しでもはっきりさせたい、ということであれば、母体血清マーカー検査や羊水出生前検査などの選択もあります。しかし「どのような子どもでも産んで育てていきたいと思っています。」とのことですので、今後は心配しすぎることなく、超音波での胎児の異常がないかの検査を中心に健診を受けて頂いたらよいと思います。万が一、気になることが出てくれば、担当の先生より十分な説明を受けられ、その時の最善の対処法を検討されたらよいのではないでしょうか。
 妊婦健診においても超音波検査は必須のものとなっており、サービスの一つといった側面もありますが、「どのような症例に、何を目的として、どのようなレベルの検査を、どの程度の頻度で」、といった検査が持つ本来の視点も忘れないように心掛けています。中途半端な検査、説明で、妊婦さん達に無用の心配をかけないようにしたいと思っております。
***************
また、下記の文章はサポートさせていただいた方からのメールです。

お忙しい中、心のこもったメールをありがとうございます。

たった一度、浮腫が見えただけでも3週間の間、辛い日々を過ごしました。

さて、今日の私の一日のご報告です。
結果から先にご報告しますと、羊水検査は受けないことにしました。

今朝、院長の診察を受けたところ、今回も影は見えませんでした。
ですが、先生の診断は「大丈夫なのかなあ?」と言う曖昧なものでした。
不妊治療の専門医ということで卵や精子には詳しくても、成長した胎児を診断するのは専門外のようで、若い先生を集めて話し合いをした結果が、「大丈夫だってー。」というまたまた曖昧なものでした。

その病院は今日で卒院となり、地元の病院宛に紹介状を書いていただき、帰路につきました。
3週間ぶりに浮腫の写った写真を見たこともあり、帰りの道中、すっきりしない気持ちでいました。
こんな気持ちで悶々と過ごすのも嫌だなあと思い、その足で転院先の病院に行き、産科の先生のご意見を伺ってまいりました。

ここ数週間の超音波写真を見ていただき、内診を受けました。
その先生のご意見では、「継続的に見えたものではなく、一度だけならば羊膜が袋状に見えたと思われるので、特別心配する必要はないと思います」とのことでした。

これで満足です。
100%の答えなど求めてはいないので。
ほんの数パーセントの確率のためにリスクを冒すつもりはないし、この数週間のひどい心配からは開放されました。
前回の流産のこともありますし、どんな確証をもらっても「100%安全」なんてものはないですもんね(笑)

以上で私の影との戦いはおわりです。
今日を限りに思い悩む日々とはさよならです。

元気な赤ちゃんに会えることを信じ、お気楽妊婦生活を満喫することにします。
本当に、ありがとうございました。
************
この方のように前向きになれる人はいいですが、最初にマイナスのことを言われてしまうとそれを継続してしまいます。
無事にお産をしても、妊娠中の心の不安定な状態から、子育てにも支障をきたします。

医師として患者に伝えることが当然ですが、言い方ひとつで患者は不安から這い出せないような結果になります。
ありのままを今の状況を正しく患者に伝えることも医師の大切な仕事ですが、メンタルケアが出来ないような発言で出産まで深い不安が拭えない妊婦さんも少なくありません。
いわゆる『ドクターハラスメント』です。

医学の発達とともに 医師自身の学習も必要なのではないでしょうか。
 医師のメンタルケアがなっていないことも不安材料のひとつにつながっていると思います。
それはお腹の赤ちゃんにも悪い影響を与えます。。
妊婦や胎児の気持ちを考えない告知は妊婦とお腹の赤ちゃんを苦しめるだけです。
産科医はエコーの診断技術と告知をする技術を磨いてください。
さらにメンタルケアも学ぶ必要があります。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育児中の香水は害悪

2007年10月03日 | インポート
育児中に、香水やブランドのバック、合成繊維のブランドファッションは必要ない。
母乳哺育と盛んに言いながら、髪は染めて、香水ぷんぷん。厚化粧、マナーは最低、我がまま、自分勝手。
これで子育てできるの。
赤ちゃんは、あなたの臭い、おっぱいのにおいを嗅いで安心したり、おっぱいを飲めるのです。
妊娠前のように香水をぷんぷんさせて赤ちゃんを連れて歩いている姿を見ると愕然とし、強い怒りを感じます。

母乳で育てている人の中にも、香水をぷんぷんさせている人がいます。
赤ちゃんの服にも付着しているので、抱いたときに強烈な匂いがします。
僕は、石けんもシャンプーもしたことがないので、嗅覚が鋭敏になっています。

赤ちゃんの匂いをかぎ分け赤ちゃんの生理的な欲求や状態を把握するのに最適です。
赤ちゃんの匂いがお母さんの愛情を高めます。オキシトシンというホルモンが産生され
母乳の量を増やしたり、母子の愛着を深めます。
オキシトシンは愛情ホルモンとも言われています。
「オキシトシン」を嗅ぐと、他人への信頼感が高まって自分の金を託すようになった。この物質は感情にかかわるさまざまな行動と関係があるとされ、人間においては出産や授乳を促進し、母子の結びつきにおいて重要な役割を果たしている。

また、赤ちゃんはお母さんの匂いを心地よく感じ、お母さんとの絆を深めます。
赤ちゃんにとっては不快な匂いです。機嫌も悪くなります。

母親であることを自覚しろ。
母乳・・・・・母乳と大騒ぎをしながら、母乳哺育ができる環境を自ら破壊しているのだから困ったものである。

母乳哺育をしている間から卒乳するまでは、香水など付けて欲しくない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの先を見て子育て

2007年10月02日 | 親の自立
子育ては、先をみてしてくださいね。
今だけを見るといろいろなことで不安になります。
そして、子どもから多くのことを学んでください。

赤ちゃんは、お母さんに多くのメッセージを出しています。
それを感じ取ることで子育ては楽しくなります。
親はそのメッセージをキャッチすることで赤ちゃんの要求を感じ取ります。

遊んで欲しい。お腹がすいた、寂しいよ、かまってよ。暑いよ。等々。

親は子どもから学ばないといけません。子どもは親の教師です。
来週は、四国で苦しんでいる親子がいます。
その親子の話を聴きに行ってきます。

手足が欠損している赤ちゃんを育てているお母さんと話をします。
医師から片足の切断をするように宣告されて片足の膝から下を切断することになります。

手足が無くても歩きます。誰も教えなくてもできます。
指が無くてもものをつかんで食べたり遊んだりしています。
泣き通していましたが、子どもを信じて子どものサインを聞くことの大切さを、親に教えてくれます。言葉を語ることが出来なくても親子は会話が出来るのです。
それが「愛着」であり「母性」です。
この子は神様が、あなたに使わしてくれた天使です。その天使を信じることでその子が教えてくれるということを時間をかけてお話ししました。

そして子どもの育つ力を信じることで悲嘆から解放されたのです。
子どもは素晴らしい力を持っています。

赤ちゃんは、自分の力で力づよく親に元気を与えています。
はじめから無いのだからその子にとっては、ハンデではないのです。障害でも無いのです。
親子はとても明るく楽しくやっています。

そこまで行くまで、多少は時間がかかりますが、親が自立することが重要です。
自立できない親は、問題のある子を育てます。

親次第です。
我が子の10年後、20年後を見据えた子育てをしてください。
今だけを見ないで先を見てください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする