ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母育所の最終回です

2008年12月15日 | インポート
昨日で「母育所」が終了しました。
多くの方に、聴講していただき無事に終わりました。

当初は、4ヶ月半、長いと思いましたが終わってみると早いものでした。
参加者の皆さんも、引き続き集まりたいといっていただきました。

最終回は、林原類人猿研究センターの不破紅樹研究員にお話ししていただきました。
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「チンパンジーの出産・子育てから学ぶ」という演題です。
チンパンジーの赤ちゃんは約3ヶ月24時間片時も離さない。密着子育てです。
赤ちゃんもお母さんにしがみついている。うんちもおしっこもお母さんの胸の中です。

赤ちゃんは、夜泣きもなく、とても静かでしかも強い絆で結ばれている。
5歳まではおっぱいで育てます。

頃合いをみて、群れに戻す。
子どもは、群れの中で生きていくすべを学びます。

母親は群れの中の我が子を寛容に見守る。
一見、放任のようだが常に我が子を見守っている。
命の関わるときには、親は我が身をなげうって捧げる覚悟で向かっていきます。
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群れの仲間に育てられる。チンパンジーにも人のように育児放棄もある。
ある日、突然にそれは起こります。

大切なのは、生まれてすぐの母子の接触です。
全く我々と同じですね。
不破さんからお母さんも多くのことを学んでいました。
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母育所を次の「親塾」につなげていきます。
参加していただいた皆さんありがとうございました。









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妊娠中のアルコールと喫煙の害

2008年12月14日 | 妊娠・子育て中のたばこの害
妊娠中のアルコールと喫煙について回答をいただきましたので紹介します。
妊娠前から喫煙は止めてください。
赤ちゃんのためでもありますがあなたのためでもあります。
後で後悔することになります。喫煙者は今すぐに禁煙してください。
夫にも同様に止めさせてください。
*************
妊娠中のアルコールやタバコの影響について教えてください。
はじめまして、妊娠30週で赤ちゃんがお腹の中で脳室内出血を起こし、水頭症になりました。
今現在は、帝王切開で出産し、シャント手術を行いました・そこで、医師からは出血原因は特発性によるもので原因不明との事でした。お母さんの不注意でおきたのではと心配です。
●お腹をぶつけた
●副流煙で赤ちゃんが酸欠状態になって血管が切れた?
●初期に妊娠に気がつかずアルコールを大量摂取してしまったこと。
 アルコールは中枢神経に影響がでると聞きます。
 中枢神経の異常との関係性があるのでしょうか?
 中枢神経の異常というとどういうものいうのでしょうか?
●染色体異常の可能性などおるのでしょうか?など以上の点が無知なので分かりません。
どうぞ教えてください。  
★アルコールやタバコの原因で赤ちゃんに影響がある場合は赤ちゃんは、主にどういう状態になるのでしょうか?

*****************

回答  たまごママネット医師団
 胎児の時期に、不幸にして脳内出血を起こし、それが元で水頭症になることはありますが、非常にまれだと思います。
私自身、産科医を36年間していますが、そういった例を経験したことはありません。
症例として報告されているのを見ますが、非常によく回復している例でした。そうした例のように、貴女の赤ちゃんも後遺症無く回復されますことを祈ります。
 原因について色々お悩みのようですね。
誰しも自分の何かが悪かったのではないかと、自分自身を責めることはよくあります。しかしこの場合は、偶然というかたまたまの不幸に見舞われたとお考えになったほうがいいと思いますし、実際母親の何かが胎児にそうしたことを発病させたとは決して思われません。赤ちゃんもそうした状況にもかかわらず、頑張って生まれてきたのだと考えて、自分もこれから赤ちゃんと頑張っていこうと前向きの考えをもたれたほうがいいと思います。
 アルコールとタバコの害についてお知りになりたいとのことですので、簡単に説明します。まずタバコですが、タバコは妊娠中に限らず体によくないのは明らかですので、吸わないことの一言です。
百害あって一利なしとはこのことです。発ガン物質の人体実験をしているようなものです。なぜ国が禁止しないのか納得できません。ただし妊娠中にタバコをすって胎児に奇形を生じたと言う報告は無いようです。しかし胎児発育遅延を起こすことはよく知られています。胎児死亡も喫煙量に比例して増加します。
また生まれてからのSIDS(乳児突然死症候群)とも関係が深いとされています。
 アルコールですが、妊娠中のアルコール摂取も胎児に影響を及ぼすとされています。
しかしここまでならアルコールを飲んで大丈夫と言う基準はありません。
一般的には精神発育遅延をきたすことが知られています。児の頭蓋内出血や脳の白質障害をきたすこともあります。あなたの場合、知らずに妊娠初期にアルコールを飲まれただけなので、中期の胎児の発病の原因とは考えなくていいと思います。
 多量の飲用では胎児性アルコール症候群と言うのが有名です。これは発育不全(赤ちゃんが小さい)と中枢神経系の異常(発達遅延、知能障害、脳奇形等)と顔面形態異常(小頭症、小眼球症、等々)と心奇形などをきたしたものをいいます。
先に書きましたように、どれぐらいの量でこうしたことが起こるかはっきりわかっていません。従ってごく少量を飲んだからといって、変に怖がる必要はありませんが、妊娠中は控えておくべきものと心得たほうがいいと思います。
***********
いかがですか。
周りで喫煙や妊娠中にアルコールを飲酒している人がいたらアドバイスしてあげてください。



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イタリアン・ランチしてきました

2008年12月13日 | 日々の思い
昨日は、親友と大阪・心斎橋でイタリア料理のランチを楽しみました。
アルバロンガというお店です。
新鮮な野菜と素材を使う素晴らしい店です。
コースは2000円です。
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前菜の盛り合わせ
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パスタは2種類から選びます
僕はアスパラガスとハムのカルボナーラを選びました。
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メインは
魚  サワラ(長崎産)のムニエル 
肉  犬鳴豚のカツレツ ミラノ風
肉の下には、ネギや野菜がたっぷり
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食後のデザート
チョコレートのケーキにジェラート

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コーヒーです。

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産科医療補償制度に障害者団体から要望書

2008年12月12日 | インポート
産科医療補償制度の是非について考えさせられる要望書がありますのでご紹介します。
障害者の団体から出てきたところに意味があります。
代表の太田さんのご了解を得てご紹介します。
****************
要望書
2008年12月2日
厚生労働大臣
舛添 要一様

              障害者の生活保障を要求する連絡会議
                    代 表 太田 修平
                    事務局長 伊藤 雅文

 貴職におかれましては、日頃より障害者の人権確立にご尽力されていることに、心より敬意を表します。
 さて来年1月1日から「産科医療補償制度」がスタートすると伺っております。この制度は、妊産婦が分娩時に脳性マヒの子を出産した場合、医療機関に過失があろうがなかろうが、一定の条件を満たしていれば、総額3千万円を補償しようとするものです。
このことはあたかも脳性マヒとして産まれてくることが悪いかのような、基本的な考え方に基づいているものといわざるを得ません。脳性マヒのみならず、障害者に対する偏見と差別を助長してしまうことは明らかです。
今、日本社会では、脳性マヒという障害をもちながら生きることが、いろいろな意味において厳しいものがあることは、確かです。しかし、それは日本社会の福祉サービスや環境が不十分すぎるためであり、しっかりと社会資本が整備されているならば、生きやすさ暮らしやすさはだいぶ違ってくると思います。この5月には障害者の差別を禁止する障害者権利条約も発効し、日本はまだ批准をしていませんが、すでに署名は済ませており、障害者の差別禁止と人権確立はまさに今日的課題として私たちに突きつけられているのです。
 分娩時の事故により訴訟が増え、産科医のなり手が少なくなっていることは承知していますが、別途の解決策が図られなければなりません。
貴省よりパブリックコメントの募集があったと伺っていますが、全くそのことは存じ上げませんでした。
 重要な制度政策である以上、もっと広く市民に広報し、国会等での十分な論議が必要であったと認識いたします。
 上記の認識に立ち、私たちは下記のことを強く求めます。


1. 2009年1月1日施行予定の「産科医療補償制度」を撤回すること
以上
* *****************
障害者への偏見や差別につながることのないように願う。

敬愛する産科医の施設はまだこの制度に加盟していません。
最後の一人になるまで考え抜くのではないかと思います。

機会があれば、脳性麻痺でも誇りを持って生きている方をご紹介しようと思います。



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危険な妊娠中のダイエット!!

2008年12月11日 | 胎児の成長
本日の読売新聞の朝刊に気になる記事がありました。
やせすぎ妊婦!「危険なまでの体重管理」低体重児 突出する日本。という記事です。
これまで何度も書いていますが、妊娠前からのダイエットをふくめ「痩せ願望」が強い。

母体の低栄養は赤ちゃんの体重低下につながり、お産のリスクも高くなる。

産科医の中には、いまだに妊娠期には体重を増やしすぎない方がいいと、考えている人が少なくない。またそのように指導する医師の患者は、妊娠ダイエットを求められている。

妊娠中は、最低でも7キロは増える。赤ちゃん、羊水、胎盤、血液量などが増加し、妊娠10ヶ月で約7キロ増える。

妊娠中は適度な栄養が必要である。医療機関の指導による体重増加制限により妊娠中の栄養摂取量が不十分になると、低体重児を出産するリスクがあがります。

詳しくは、新聞をお読みください。

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読売新聞2008年12月11日朝刊 くらし 21面



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子育てしている親が子ども

2008年12月10日 | 親の成長は子どもの成長
親は、赤ちゃんと関わることなく親になっています。
?赤ちゃんを可愛いと思う前に、育児不安に押しつぶされ、可愛いはずの我が子を愛せない。
この背景には、少子化と核家族化が影響しています。
これまでの3世代が同居して子育てを家族みんなでになっていました。

高度成長期に、国が持ち家を推奨したり、公営住宅が建設され核家族化が推進されました。

親が育てられた時代は、高度成長期で、モノで子どもの欲求を満たす育てられ方をしてきた。

我慢することができない。
親からの世代間連鎖。
自分が親からされたことを同じようにすることを要求する。

親の狭い心や価値観で決めつけ、それを我が子に要求し当てはめる。
親の価値観でコントロールしようとする。

親になる準備が出来ていないからです。

親が親ではない。子どものような親が子育てをする。
親が、親から育てられていない。

今からでも遅くはない。
自分のことを考えて欲しい。

ひげ爺も団塊の世代で、娘の関心を求めてモノを与えていた。
それを反省しています。



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普茶料理を宇治で

2008年12月08日 | 日々の思い
今日は、京都府宇治市にあります。黄檗山万福寺に行ってきました。
目的は、精進料理を食べに行くことでした。
篠山の田舎暮らしでお客様に精進料理を提供したいと思っています。
そのための勉強に行きました。
ここお寺の精進料理は「普茶料理」といわれています。
黄檗宗の開祖、隠元和尚が中国から伝えたものです。
お寺の中でいただきます。
以前にも一度、門前の料理屋でいただきました。
今回はお寺でと思っていきました。
コース料理は、3人からしか申し込めず。
普茶弁当というのをいただきました。


野菜だけの料理ですがとても美味しかったです。
心と体にやさしく穏やかにいただきました。




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梅干しの天ぷらは、美味でした。
甘酸っぱさと少し塩分のある味でした。油がとてもあっていました。

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以前から好きなミュージシャンで「あらい舞」さんと夫のMassaさんのコンサートがありました。
とてもステキなコンサートでした。
ご覧のお堂でのコンサートは見事に調和していました。
Img__3
コンサート会場の宇治黄檗山万福寺の境内にある法堂です
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法堂の室内です。音の響きも最高でした。

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Massaさんのパーカッションも呼吸がぴったりあっていました。
心臓の鼓動のようなリズムとMassaさんの精神が表現された素晴らしい音楽でした。
思いがけず素晴らしい偶然の出会いに感謝。




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おっぱい不足、おっぱいが張らない

2008年12月07日 | インポート
生後3ヶ月の男の子を育てています。毎月決まった時期に、ほとんど母乳が出ないような感じがします。
出生時の体重は、3170gです。
3ヶ月検診で、6260g、身長61cm、頭囲40cmでした。
この数値だけ見れば、安心なのですが、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と、段々母乳量が減っている感じがあり、3ヶ月までは、1ヶ月1kgの割合で増えてきた体重も、3ヶ月に入ってからは、ほとんど増えなくなり、ごくごくと飲む音も、あまり聞こえなくなりました。
1日15回ほど授乳しますが、3回授乳してようやく普段の1回分のおむつの濡れ方で、ほとんどおむつは乾いています。?ほとんど母乳が出てこないように感じる時期は、1週間ほどで終わり、徐々にまた張ってくるようになります。張ってくる時期は、1週間で200gほど体重は増えます。?全くおっぱいが張らない時期は、ミルクを足した方がいいのでしょうか??3ヶ月検診では、ミルクを足すように言われました。
常に抱いていないと泣きます。とても疲れます。
*************
泣いたらおっぱいではなく3ヶ月になると、遊んで欲しい、抱っこして、お尻がぬれた、暑い等の欲求を伝えるために泣きます。
この方の場合は、そのサインが読み取れていないのです。

また、おっぱいは「2ヶ月」を過ぎると張らなくなります。
これを「おっぱいが出ていない」と勘違いしてしまいます。
赤ちゃんが、欲しいだけ飲んでくれます。

ちょこちょこ飲みの赤ちゃんやたくさん一気に飲む子もいます。
飲み方も様々です。

なにより大切なのは「おっぱいタイム」を楽しくすることです。
お母さんが「怖い顔」をしていたら食欲もなくなります。

お母さんの心が不安定になっていると、赤ちゃんの心も不安定になります。
母子の関係は鏡です。
もう一度、自分の心を見つめ直してください。
そして、鏡を見てください。悲しい顔をしていませんか。不安な顔をしていませんか。

笑顔で授乳タイムを「ハッピータイム」にしましょう。
それが子育ての極意です。



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このところ頚部浮腫の相談が多い

2008年12月06日 | 頚部浮腫
今回は、頚部浮腫(NT)についてです。
これまでにも何度か書いていますが重ねてお知らせします。
このところ、また頚部浮腫についての質問が多くなっています。
************
私は 35歳です。
今回の出産は15年ぶりの2回目です。

毎日とても不安な日々を送っておられることをお察しします。
私の経験をお話しますね。

去年、妊娠5週で妊娠がわかり とても喜んでいたのですが妊娠10週で 同じようにベビーの首の後ろに浮腫みが見られました。
私の場合は 初めて見つかった時にはふくらみは すでに 7ミリありました。
医師の話では そのふくらみが3ミリ以上あると染色体の異常の確立が高くなるといわれました。
10週~14週くらいの間を目安にチェックするらしいのですが その間に消滅する可能性も充分あるらしいのでしばらく様子を見ようと言う事になりました。
それから毎週通院しましたが ずっと変わらず7ミリのままでした。

羊水検査というものがあることを医師から聞きましたが 私と夫は羊水検査を受けるかどうか 本当に本当に悩みました。
羊水検査について詳しく話しますね。

まず、この検査を受けるにあたって検査結果にかかわらず出産を希望される場合は検査の必要はないと思います。(このことは医師からも言われました。)ですから検査をうけるということは結果が望ましくなければ中絶を希望するという考えのもとに行われます。
この検査では『染色体の異常』『二分脊椎』『先天性代謝異常』が判ります。
羊水検査は妊娠15週~18週くらいに行うのが理想です。
15週~18週に検査を行うのが理想的な理由としては お腹の羊水の量がそれ以前では少なすぎる為、そして18週までに。。というのは日本の法律ではいかなる理由があっても人工中絶は妊娠21週6日までしか行えないために この検査を18週に行ったとして結果が出る頃は妊娠20週~21週になっているためです。

人工中絶も妊娠12週を過ぎると赤ちゃんも大きくなって 胎盤も出来ている為に 麻酔がかかっている間に終わるような手術では済みません。お産と同じように人工的に陣痛を起こしてお腹の赤ちゃんを娩出する方法で中絶を行います。

この検査では羊水を接種して検査を行いますが 羊水を検査するのではなく羊水内に混じっている赤ちゃんの皮膚組織や体毛を採取して検査するのです。
ですが まだまだ羊水も少なく赤ちゃんの組織も極々わずかな量なのでその組織を培養して検査をします。そのため培養するのに日数がかかるために検査日から結果までは約2~3週間かかります。
ですから検査が受けれる15週にすぐに検査をしても結果がでるころには胎動も感じるかもしれません。
検査方法はエコーを見ながら赤ちゃんの位置を慎重に確認しながらお腹に約30~40センチの針を刺して羊水を接種します。
張りを刺すお腹には麻酔がされますがあくまでもお腹の皮膚だけですので子宮に針が届いたときには多少の痛みがあります。
この検査にはリスクもあります。
約0.3%の確立で流産する可能性もあります。
そしてこの検査を受けて異常が無かったからといって赤ちゃんが必ず障害がないとも限りません。
この検査でわかる異常は限られているからです。

染色体のことを詳しくご存知ですか?
染色体の異常は1000以上あるといわれています。
人間の染色体は46本あります。
染色体は2本で1対ですので23組あります。
ですが受精時の異常などで2本で1対のはずが3本だったり逆に1本しかなかったりします。
数の異常だけではありません、形の異常もあります。
ダウン症は21番目の染色体が1本多い3本ある異常です。
染色体の異常をもって産まれてくる人のなかでもダウン症は多い疾患です。
その理由として23番目の染色体は中でも短い染色体でまして少ないのではなく1本多いということから染色体異常の中でも軽症で生存確立が高いためダウン症のひとが多く見られるのはそのためだとも言われています。
ちなみに1本多い異常を『トリソミー』。少ない異常を『モノソミー』といいます。
ですからダウン症は21番目の染色体が多いので『21トリソミー』ともいわれています。


私は毎日毎日 1日中涙を流していました。
とっても望んで出来た赤ちゃんでした。
でも 染色体の異常についてインターネットや本などで調べていくにつれ 育てる自身もなければ そんな方法で中絶をする覚悟もできませんでした。
産みたい・・・産んであげたい・・・。でも育てる自身がない・・・でも中絶する覚悟もできない!!!!異常があったら中絶?!なければ出産・・・・。こんなことを考え悩み涙している自分に すごく罪悪感がありました。
こんな気持が毎日続き 涙を流さなかった日はありませんでした。

そんなときに私も○○さんと同じように【たまごママネット】に出会いました。
私は もうどうしたら良いのかわからなくなっていました。
そんなときに主治医が『いっぱい悩んで泣いて考え涙を流して△△さんが、決める結果ですからどんな結果をだしてもそれは△△さんとご家族にとって一番良い方法だと思います。』
といってくださいました。
それからたまごママネットの主宰者の方にもたくさんメールをいただきました。
私と夫は、羊水検査を受けることを決心したのです。

そして15週。赤ちゃんの浮腫みは8ミリになっていました。
検査を受け結果がでるまでの3週間の間に 胎動を感じました。
まだまだ小さな動きの赤ちゃんの居るお腹を触り『どうか異常がありませんように』と何百回祈った事でしょうか・・・

3週間後、結果が出ました。
異常なしでした!!!
偶然ですが私の主治医となった医師は染色体をとても専門としている先生で 結果が異常なしと判り『△△さんの場合、最初から7ミリもありましたし ずっと変わずの状態でしたし染色体に何らかの異常がある結果が出ると正直思っていました。嬉しい結果です。』
とのこでした。

異常があるかもといわれてから検査の結果が出るまでの2ヶ月は私の人生で最も長く辛い時間でした。

長くなりましたが これが私の経験です。


私は今年1月に元気な男の子を出産しました。
最近 夫と悩んでいたころの話しをしたりします。
今 元気に遊んでいるベビーをみているからかもしれませんが 私はあの検査結果が出たあの日。
もし。。異常があるという結果がでていても出産することを決意していたような気がします。

この羊水検査については世界中で是非が問われています。
お腹に宿った命を異常があるから。。障害があるからといって中絶をするなんてことをしてもよいのだろうか。。?!?ということについてすごく問われています。
私は反対派でも賛成派でもありません。
それぞれの家庭にそれぞれの事情や道があります。
医師から『障害があるかも。。。』と告げられたときに 『それならいらない』って簡単に決めた結果ではありませんよね。みなさんきっと悩んで悩んで、泣いて苦しんで毎日毎日眠れない日々を過ごし凄い葛藤と戦い出した結果だと思います。
そんな深い心で悩み考えでした答えがそれぞれのご家庭にとって一番の結果だと私は思います。

○○さんご夫婦が毎日眠れない日々を過ごしておられること。。。
どう考えたら良いか判らずに何を考えたらよいかわからない日々を過ごしておられること。。私には本当によくわかります。

私は幸いにも赤ちゃんに異常もなく無事に出産することができましたが この経験を無かったものにはできません。
ですから今は 同じことで悩んでおられる妊婦さん3人ともずっとメールをやりとりしています。
この3人の方はみんな 検査を受けないと決められて頑張っておられます。
先月のはじめにその中のお一人が無事に健康な赤ちゃんを出産されました。
他のお二人の方は 一人は今月25日が予定日でもう一人のかたは来年春が予定日です。
***************
皆さんいいお産をされたようです。
どんな状況でもお腹の赤ちゃんを慈しむ心が大切ですね。



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NICUの増設だけではお産事情はかわらない

2008年12月05日 | 周産期医療
新生児集中治療室の増設や産科救急の増床を国立大学にふやすという方針を、文部科学省が決めた。
無いよりましですが、これで受け入れ拒否が解決するのでしょうか??
安心してお産が出来るのでしょうか??

医師の問題と同様に、産婦の側にある問題を解決しない限り、ますます。
早産や難産は増加する。
産婦の側の問題とは、幼児期からの食生活や生活習慣に起因します。
日本人として私たちの身体に必要な「伝統的な食」が失われています。
添加物だらけの食品やインスタント食品、ファーストフード、粗悪な学校給食の食材などなどに、むしばまれて体だけが大きくなっている人々が、妊娠してもその影響が出て、妊娠高血圧症や早産になる可能性があります。

成人になって無理なダイエットやそれを補うためのサプリメントなどもっての他です。
妊娠中のダイエットなどは持っての他です。
赤ちゃんの命を失うことにもつながります。

さらには、高齢出産もお産のリスクを高めたり、合併症を誘発します。

いいお産をするためには、年齢も大きく影響します。

このままの食生活が続くと、私たち日本人の寿命は「50歳」「60歳」という時代がくるのではないでしょうか?

その前に、新型インフルエンザで日本人は大量に感染死するのではないでしょうか?
それが「自然淘汰」なのかもしれない。

「細菌感染」が起こるのではないかと危惧する。
その予防のためにも、正しい食生活で強い身体を作らなければならない。

皆さん、お産だけではなく生きのこるためにも皆さん考えてください。

話が横道にそれました。



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小中学校で携帯電話持ち込み禁止

2008年12月04日 | 携帯電話の弊害
小中学校での携帯電話の持ち込み禁止を、昨日、大阪府知事の橋下さんが発表した。
素晴らしいことだと思います。学校への持ち込みもさることながら「所持」そのものを禁止すべきである。
他の自治体も見習って欲しい。堺市、大阪市も実施すべきである。
新聞記事によると。
「大阪府の橋下徹知事は3日、府内の政令市(大阪、堺)を除く公立小中学校で、児童生徒の携帯電話持ち込みを原則禁止とする方針を明らかにした。府教育委員会の調査で、携帯電話への依存傾向が強いほど、学習時間が短いという結果が示されたため。市町村レベルではすでに取り組んでいる自治体もあるが、文部科学省は「都道府県単位では聞いたことがない」としている。市町村教委への通達後、年度内にも実施される見通しである。

学校に携帯電話は必要ない。まずは保護者の責任でルールを守らせてほしい」と強調した。

 その上で、府教委が今年7月に実施した携帯電話利用実態調査の結果を踏まえ、「(携帯に依存していたら)学習時間が短くなるのは当然。大阪の学力の問題はここから入らなければ」と述べ、学力向上策の一環としても位置づける考えを示した。

 例外については「両親が働いていて安全確保のために持たせている場合」などを挙げた。違反者への対応は学校ごとに決めるが、府教委は「返却を前提に、いったんは取り上げるという毅然(きぜん)とした対応が必要」としている。

 府立高校については、通学範囲が広いことなどから持ち込みは認めるが、校内での使用は禁止とした。

 府教委では、児童生徒の1日の通話時間やメール送信回数を集計し、「依存傾向」を3段階に分類。その結果、学習時間が30分以下の子どもの割合は、依存度が強いほど高くなる傾向がみられたという。

 すでに府内の小学校は88・1%、中学校は94・2%が持ち込みを禁止しているが、府教委では「禁止していても実際は持ち込んでいるケースが多いはず。今回の方針を機に『携帯依存』からの脱却を促したい」と話している。

 携帯所持の是非をめぐっては、政府の教育再生懇談会が今年5月の中間報告で「必要のない限り持たないよう保護者や学校が協力する」と提言している。」
早い、実施を望みます。
早期に「携帯電話依存症」からの脱却をのぞみます。



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主治医に質問できますか?

2008年12月03日 | 日々の思い
あなたは「主治医」に不安や疑問を聞くことが出来ますか?

医師は、患者の身体を診て様々な診断をします。
その診断に、患者は「疑問」「とまどい」「不安」を感じます。
その診断に対して、どのように過ごしていけばいいのか?
その「病気」はどのようなものなのか?
疑問に思っても、その場で質問することが出来ない患者が多くいます。
自分の体のことや愛する家族、我が子の体のことを考えるならばその場で疑問を解決するべきです。
混雑して次の患者が待っていたり、数分の診察でベルトコンベアーにのせられているような病院では「無理」ですね。

後から、不安に思っても仕方がありません。
不安は家に帰ってから募るばかり、そこでパソコンに向かい。
医師に告げられた「病名」「投薬された薬」などの不安を解決するために、ネットサーフィンを始める。
そこにある情報は、無責任な情報やいたずらに危険を煽る情報が氾濫しています。
それを鵜呑みにし、悩む。
愚かなことです。

医師の中には、質問をすると嫌な顔をし、質問しにくい心の腐った「独裁者」がいるのも事実です。
そのような不愉快を感じたら即座に転院すべきです。
医師は「サービス業」です。
患者は「客」です。
治療費を支払っているのですから「患者」には「聞く権利」があります。
知らないことは「恥ずかしい」ことではありません。「当然」です。
主治医にどう思われてもいいのではありませんか。

中には、常識が欠如している「患者」もいます。
一概に「医師」が悪いと断言はできません。
医師に同情する面も多々あります。
クレーマーがいることも事実です。
最低限の社会常識を家庭教育で身につけて欲しいですね。
嫌な世の中ですね。

医師と患者は、共に走るパートナーの関係であるべきだと思います。
わからないことがあったら次回の診察時に「疑問」「不安」をメモして持って行くといいですよ。
時間が無ければそれを医師に渡すといいです。



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師走ですね

2008年12月01日 | 日々の思い

大阪では、銀杏が綺麗に色づいています。
この時期に銀杏の美しい色を見るのが大好きです。
僕は紅葉よりも銀杏の黄色が好きです。
心が落ち着きます。
大阪は御堂筋の銀杏並木が有名ですね。
「雨の御堂筋」は唄にも歌われましたね。
この唄を作詞したのは、僕の元上司です。
タクシーで雨の御堂筋を走っているときに浮かんだそうです。
上司は東京の人です。
サザエさんの唄も作詞しています。

いい上司でしたが20年ほど前に亡くなっています。

僕は、多くの方との出会いで学ばせていただいています。
本当に幸せ者です。
この幸せを皆さんのお返しします。

それが今の活動です。
楽しく毎日を過ごしています。

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