大好きな出久根達郎氏の「あらいざらい・本の話」を読んでいたら、「司馬文学の鍵」という項があった。その中に講演で語られるご当地昔話の中に、「細川家と肥後モッコス」というものがあるのだそうな。初めて知った話だが、どうやら講演集のCDに入っているようだ。「幾つかのエピソードは、氏が小説を書く上で集め、小説に使わなかったものだろう」と出久根氏は解説する。
司馬氏は昭和48年に熊本に講演で訪れた際、「熊本を題材に小説を書いた事は無い。それは熊本が難国だからだ」といっている。加藤清正や細川家を持ち上げ、隣国薩摩を○○呼ばわりしている。(詳細はサイトの中の「司馬遼太郎と熊本」を参照されたし)熊本での講演だから、司馬氏のリップサービスだろうが、一寸大人気ない発言ではある。それにしても出久根氏が見たという講演集が気にかかる。
司馬氏は昭和48年に熊本に講演で訪れた際、「熊本を題材に小説を書いた事は無い。それは熊本が難国だからだ」といっている。加藤清正や細川家を持ち上げ、隣国薩摩を○○呼ばわりしている。(詳細はサイトの中の「司馬遼太郎と熊本」を参照されたし)熊本での講演だから、司馬氏のリップサービスだろうが、一寸大人気ない発言ではある。それにしても出久根氏が見たという講演集が気にかかる。