津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

有禄士族基本帳・現況

2007-05-18 21:40:58 | 歴史
 熊本県立図書館が公開している有禄士族基本帳は全三冊、その三冊目の1/3程までタイピングを完了、進捗状況約8割弱まで到達した。残りは又コピーを撮らなければ成らないが、どうやら目途がついた。
あと一息・・・「ご苦労なこったい」
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平尾道雄先生

2007-05-18 20:57:42 | 書籍・読書
 団塊世代の人たちの愛読書の一つが、司馬遼太郎の「龍馬が行く」だそうだが、若干年嵩の私も昭和51年頃全七巻を一気に読破した。いささか草臥れているが、まだ我が本棚に鎮座している。昭和54年の5月17日私は平尾道雄氏の「坂本龍馬・海援隊始末記」という文庫本を購入している。全く偶然のことだが、翌日の新聞で平尾氏が亡くなったことを知った。その文庫本には購入日と共に「翌朝の新聞にて5月17日著者平尾道雄氏死去さるを知る・奇しきこと」と書き込んでいる。そんなこともあって、この著作は思いで深いものがあるし、司馬遼太郎の作品以上の面白さを発見した。

 今日の熊本日々新聞の「言葉のゆりかご」はその平尾道雄氏の事を紹介しているが、なんと氏は熊本の本渡市(現・天草市)のお生まれと有る。知らなかった・・・。改めて先の著作を見てみるが「明治30年高知生まれ」と紹介して有る。本をぱらぱらめくっていたら、なんと氏の死亡記事が出てきた。ベレー帽をかぶられた柔和なお顔の写真があった。ここには間違いなく「本渡市生まれ」とある。・・・何と言うことだ・・・

 司馬遼太郎の「龍馬」は平尾氏の研究によるところが多いし、下母沢寛は「穴があらば入りたい気持ちになった。広く正しい平尾君の研究の前に私の著書(新撰組始末記)は、ただ恥を曝しているやうなものだ」(海援隊始末記解説・松浦玲氏)と云ったと云う。氏の「新撰組史」に対してである。なんと両作品とも1928・9年(昭和4年)が初版だという。
歴史を知る楽しみを教えていただいた平尾先生に感謝・・・合掌
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