「おい、口止料をよこせ」
「・・・・うん?」
「口止料だよ」
「・・・・・・・」
「それも、永代口止料だ」
「・・・・・・・」
山口瞳の小説「居酒屋兆治」に登場する、兆治と岩下なる友人との会話である。但し店ではなく、岩魚釣りに出かけた山小屋での話なのだが・・・岩下の浮気についての兆治の戯言である。
政治の世界ではN建設の献金問題で、首筋がヒヤヒヤしている人が多かろう。「よこせ」ではなく「口止料です」などという話はなかったのかと、このフレーズを思い出してふと考えた。
(ただしこの言葉は、ぐぐっても絶対出てこない。山口瞳の造語である。)
「・・・・うん?」
「口止料だよ」
「・・・・・・・」
「それも、永代口止料だ」
「・・・・・・・」
山口瞳の小説「居酒屋兆治」に登場する、兆治と岩下なる友人との会話である。但し店ではなく、岩魚釣りに出かけた山小屋での話なのだが・・・岩下の浮気についての兆治の戯言である。
政治の世界ではN建設の献金問題で、首筋がヒヤヒヤしている人が多かろう。「よこせ」ではなく「口止料です」などという話はなかったのかと、このフレーズを思い出してふと考えた。
(ただしこの言葉は、ぐぐっても絶対出てこない。山口瞳の造語である。)