いますごく読みたい本があるのだが、品切重版未定だそうな。2004年が初版だというが、まったく知らなかった。なんとか手に入れようと思案中。
北国の雁・清原宣賢の妻
著者: 千草子
発行年月日:2004/02/27
サイズ:四六判
ページ数:257
定価(税込):2,310円
【内容紹介】 「講談社BOOK倶楽部」のサイトから引用
大儒者清原宣賢(のぶかた)の妻の生涯!
みずみずしい室町ことば、自然と共振れする室町ごころ。高貴なる女人翠子を描く秀作。
はかなき此の世を過ぐすとて
海山かせぐとせし程に
万の仏に疎まれて
後生我が身をいかにせん
生涯で何一つ、うしろめたいことのない者はいない。それを懺悔する歌をうたうことで、同じ思いで冥界に旅立った人を救うことができる。それを信じるからこそ、念仏とともに歌いつづけるのである。翠子の腰からも、カラコロリンと鈴の音が唱和していた。雪の冷たさも、夜の冷えこみも翠子には感じられない。去りゆく貞信たちの跡をしたい、一度だけ「さらば」を言うために山道をたどっている気がする。(本文から)
「日本の古本屋」の書籍検索でたった一冊の本をゲットしました。感激・・ 20:00
北国の雁・清原宣賢の妻
著者: 千草子
発行年月日:2004/02/27
サイズ:四六判
ページ数:257
定価(税込):2,310円
【内容紹介】 「講談社BOOK倶楽部」のサイトから引用
大儒者清原宣賢(のぶかた)の妻の生涯!
みずみずしい室町ことば、自然と共振れする室町ごころ。高貴なる女人翠子を描く秀作。
はかなき此の世を過ぐすとて
海山かせぐとせし程に
万の仏に疎まれて
後生我が身をいかにせん
生涯で何一つ、うしろめたいことのない者はいない。それを懺悔する歌をうたうことで、同じ思いで冥界に旅立った人を救うことができる。それを信じるからこそ、念仏とともに歌いつづけるのである。翠子の腰からも、カラコロリンと鈴の音が唱和していた。雪の冷たさも、夜の冷えこみも翠子には感じられない。去りゆく貞信たちの跡をしたい、一度だけ「さらば」を言うために山道をたどっている気がする。(本文から)
「日本の古本屋」の書籍検索でたった一冊の本をゲットしました。感激・・ 20:00