前回のストーリーは、大半の日本の方々とっては「目がクラクラするような」話だったのではないでしょうか。
鹿嶋のよき相談役読者、こずえ姐さんもフェースブックで「 悪いので悪いのを抑えるという感じですね、あはは・・」とコメントされてました。
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でも、そもそもなんでこんなことまで前もって設計しなければならないのでしょうね。
御子のためなら、天に王国空間を作り、神の名を置き、王座を置けばそれで完了ではないの?
<自由意志を持った人民が要る>
いやいや、そう簡単ではないんですよね。
王様一人では天国という「国」は成立しませんからね。
人民がいる。 それが天使なのです。
(あ、天使と言えばエンジェルで、丸々太って背中に羽がついた赤ん坊だ、なんて考えないでね。
あれはローマ神話のキューピッドをもってきてしまったものです。
森永のミルクキャラメルがその誤解を普及させてしまった。「森永のエンゼルマーク」とかいっちゃってね。
聖書の天使は、「火にもなり、風にも変身できる、強力な霊的存在~「ヘブル書」~です。
もちろん背中に羽根などない。霊ですからそのまま空中を移動できるのです。
普段の姿は、人間のような姿と考えていいでしょう)
そして、天使をロボットのようなものとして創ったら、統治(統御)が砂を噛むような仕事になる。
そこで、自由意志を持たせようと、父は決めたのです。
<被造物が自由意志を持てば>
そして、被造物が自由意志を持てば、それをもちいて王に従いもしますが、無視、反抗もしうるでしょう。
だって、自由意志をもらったのですから。
御子は、それを統御する知恵を持たねば、王としての統治を楽しむことなど出来ないのです。
そのため、父なる創造神は、王座に就く前に行うオンザジョブトレイニングをあらかじめ決めておくのです。
前回は、そのトレーニング装置の一部をあらかじめ設計しておく話なのです。
<天国はすべて厳密な法に沿って統治>
まだ述べてはいませんが、天国という霊界では全面的に法でもって統治がなされます。
その多くはバイブルに示されますが、天国にはジャスティス(正義)があり法廷もあり、
実際に裁判がなされ、すべての構成員はそれにしたがって行動します。
人間も、悪魔もそこに提訴できます。
そしてその裁定は、地上(宇宙)でも優越します。
聖書をよく見ていくと、そうなっているという奥義思想がわかってきます。
<パウロ「エペソ書」の啓示を踏まえていくと>
ともあれ、自由意志を持った被造物である御使い(天使)を正しく統御できるように、
創造神は御子の訓練装置をあらかじめ決めるのです。
パウロの受けた啓示を踏まえると、そういう道理になるのですね。
次回も、さらなる装置の話が続きます。
宇宙の中に、地上も人間も造ると父なる創造神はあらかじめ決定します。
(=天使に自由意志を持たせたがために= ・・・完)