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前回、長い聖句(ペテロの聖句解説)を引用しました。
慣れない方には、退屈で気詰まりだったでしょう。
今回は、少し脇道に入って、現実の「教会の様々な姿」とでもいうべき話をします。
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<「世」には色んな姿(階層)の教会がある>
鹿嶋は、「キリスト教の核心は”神は言葉”という教え」だという見解で話を進めています。
けれども、この世にある実際の教会は様々な形をとっています。
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<「マルコ伝」15章から目を離さない教会>
① まず「核心をストレートに志向している教会」から。
この教会では、「言葉(創造神)が心に留まるように人間がすれば、
その言葉(の波動)が被造物に影響を与えて、力を発揮することを理想として活動します。
具体的には、「マルコ伝」の最終章での聖句に記されている状況を理想と心得、
それに向かってストレートに活動します。
・・・となると、ここでもまた聖句を提示しないわけにはいかないなあ。
ごめんなさい。 なるべく短くして引用しますからね~。
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(「マルコ伝」 15:15-19 からの引用)
「それからイエス(復活して現れた)は、11人の使徒にこう言われた。
『全世界に出て行き、すべての造られたものに、福音を宣べ伝えなさい。
信じてバプテスマを受ける者は救われます。
信じない者は罪に定められます。
信じる人々にはつぎのようなしるしが伴います。
すなわち、私の名によって
悪霊を追い出し、
新しい言葉を語り、
蛇をもつかみ、
たとえ毒を飲んでも害を受けず、
また、病人に手を置けば病人は癒やされます』
(引用終わり)
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~この理想から目を離さないで活動するのが、「核心を体現する教会」です。
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<「隣人愛」の教会>
~しかし、そこまで行かないところを主眼にして活動する人の群れも、教会として成り立ちます。
聖書には様々な思想が含まれているからね。
それほどに、底が深い書物なのです。
② その代表が、「愛の教会」ですね。
「(隣人愛などの)愛」を活動の主眼とした教会です。
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<善きサマリア人となろう!>
イエスの教えに「善きサマリア人」の話が出てきます。
強盗に襲われ大けがをし、かつ、身ぐるみはがれたイスラエス人が道に横たわっていた。
同胞たるイスラエルの知識人は、関わらないようにと、道の反対側を通り過ぎた。
これを異邦人であるサマリア人の旅行者が哀れんだ。
彼は、傷の手当てをし、宿屋に運び、主人に「このお金で手当を続けてやってくれ、
足りない分は旅の帰りに立ち寄って私が支払うから」といって
旅を続けた~という物語です。
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それを話してイエスはこう教えます。
このどちらが、襲われた人の「よき隣人」か?
諸君もこのサマリア人のような、よき隣人となりなさい~と。
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こういう「愛を主目標として活動する」人々の群れも、教会として成り立っていきます。
実際、この「愛主眼の教会」は、日本にはとても多いです。
みんなそれで、きちんと教会として運営され、存続しています。
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<倫理道徳教会>
かと思うと、倫理道徳の教えと実践を主眼に群れを形成する教会もあります。
③「道徳倫理教会」ですね。
聖書という書物は、もの凄く深い、多層的な書物なのです。
ルーク唐沢が「生命現象の書」というくらいに、その内容は膨大で層をなしています。
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旧約聖書に『箴言』という書物があります。
これなど、道徳の教えを沢山含んでいる。
とりようによっては、倫理道徳の教科書だよ。
孔子様の『論語』と同質の教えをも持っているのが聖書なのです。
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で、そうした倫理道徳論をみんなで聖書から学ぶ群れも出来るのです。
人間には「宗教性」の心理が埋め込まれているからね。
倫理道徳にもある程度の神秘を感じるのです。
そこに「神様の意志」という根拠を付けて祈ったりすると、
もう結構キリスト教会らしく感じられるのだね。
この教会も日本には多いよ。
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余談の余談です。
上記の②、③の教会や牧師は、上記ルーク氏の手にかかると、ボコボコだね。
若いからね。血気盛ん。
鹿嶋などは、もうそのエネルギーなく、「世」ではそうなるのだ~と悟りの境地です。
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以上、気分転換のための「脇道」でした。
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