鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「世」では色んな形態の教会が成り立っている

2018年01月18日 | 政治見識のための政治学






前回、長い聖句(ペテロの聖句解説)を引用しました。

慣れない方には、退屈で気詰まりだったでしょう。

今回は、少し脇道に入って、現実の「教会の様々な姿」とでもいうべき話をします。





<「世」には色んな姿(階層)の教会がある>


鹿嶋は、「キリスト教の核心は”神は言葉”という教え」だという見解で話を進めています。

けれども、この世にある実際の教会は様々な形をとっています。





<「マルコ伝」15章から目を離さない教会>


① まず「核心をストレートに志向している教会」から。


 この教会では、「言葉(創造神)が心に留まるように人間がすれば、

その言葉(の波動)が被造物に影響を与えて、力を発揮することを理想として活動します。

  
 具体的には、「マルコ伝」の最終章での聖句に記されている状況を理想と心得、
それに向かってストレートに活動します。

・・・となると、ここでもまた聖句を提示しないわけにはいかないなあ。

ごめんなさい。 なるべく短くして引用しますからね~。




・・・・・・・・・・・・・

(「マルコ伝」 15:15-19 からの引用)


「それからイエス(復活して現れた)は、11人の使徒にこう言われた。
 
『全世界に出て行き、すべての造られたものに、福音を宣べ伝えなさい。

信じてバプテスマを受ける者は救われます。

信じない者は罪に定められます。

信じる人々にはつぎのようなしるしが伴います。

すなわち、私の名によって

悪霊を追い出し、

新しい言葉を語り、

蛇をもつかみ、

たとえ毒を飲んでも害を受けず、

また、病人に手を置けば病人は癒やされます』


(引用終わり)


・・・・・・・・・・・・・・





~この理想から目を離さないで活動するのが、「核心を体現する教会」です。






<「隣人愛」の教会>


~しかし、そこまで行かないところを主眼にして活動する人の群れも、教会として成り立ちます。

聖書には様々な思想が含まれているからね。

それほどに、底が深い書物なのです。


② その代表が、「愛の教会」ですね。

「(隣人愛などの)愛」を活動の主眼とした教会です。





<善きサマリア人となろう!>


イエスの教えに「善きサマリア人」の話が出てきます。

強盗に襲われ大けがをし、かつ、身ぐるみはがれたイスラエス人が道に横たわっていた。

同胞たるイスラエルの知識人は、関わらないようにと、道の反対側を通り過ぎた。

これを異邦人であるサマリア人の旅行者が哀れんだ。

彼は、傷の手当てをし、宿屋に運び、主人に「このお金で手当を続けてやってくれ、

足りない分は旅の帰りに立ち寄って私が支払うから」といって

旅を続けた~という物語です。


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それを話してイエスはこう教えます。

このどちらが、襲われた人の「よき隣人」か?

諸君もこのサマリア人のような、よき隣人となりなさい~と。


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こういう「愛を主目標として活動する」人々の群れも、教会として成り立っていきます。

実際、この「愛主眼の教会」は、日本にはとても多いです。

みんなそれで、きちんと教会として運営され、存続しています。






<倫理道徳教会>


かと思うと、倫理道徳の教えと実践を主眼に群れを形成する教会もあります。

③「道徳倫理教会」ですね。


聖書という書物は、もの凄く深い、多層的な書物なのです。

ルーク唐沢が「生命現象の書」というくらいに、その内容は膨大で層をなしています。


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旧約聖書に『箴言』という書物があります。

これなど、道徳の教えを沢山含んでいる。

とりようによっては、倫理道徳の教科書だよ。

孔子様の『論語』と同質の教えをも持っているのが聖書なのです。


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で、そうした倫理道徳論をみんなで聖書から学ぶ群れも出来るのです。

人間には「宗教性」の心理が埋め込まれているからね。

倫理道徳にもある程度の神秘を感じるのです。

そこに「神様の意志」という根拠を付けて祈ったりすると、

もう結構キリスト教会らしく感じられるのだね。

この教会も日本には多いよ。





余談の余談です。

上記の②、③の教会や牧師は、上記ルーク氏の手にかかると、ボコボコだね。

若いからね。血気盛ん。

鹿嶋などは、もうそのエネルギーなく、「世」ではそうなるのだ~と悟りの境地です。

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以上、気分転換のための「脇道」でした。








コメント
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