鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「理想世界」と「真理体現者」の組み替え

2022年07月21日 | 永続確信のための聖書解読

 

 統一教会の改造理論~③~では、二つの要素の組み替えを行っている。 

 

その第一は、「求めるべき理想世界」の組み替えだ。 

 

これを理解するには、「聖書の空間理念図」が助けになる。 

 

 

 

 

 

 

+++ 

 

 聖書本来の思想では、人間が求めるべき空間は「天の創造主王国」すなわち、創造主が王として統治する天国だ。 

 

 そこは創造主と御子イエスを「知った」人間の、死後の霊が復活して幸福に生きるところの「永遠の霊的世界」だ。 

 

 

<宇宙は火の湖と化す空間> 

 

 では地上世界はどうかというと、聖書本来の思想では、そこは「宇宙」の一部である。 

 

 宇宙には、創造主に反逆した天使長が追い落とされ、閉じ込められた牢屋空間がある。 

 

 そこで悪魔となった天使長は、牢名主(君主)となって、裁きと刑の執行の時まで一時的に君臨している。 

 

 (人間は、なぜかその空間の中(の地上)につくられている) 

 

 イエスが悪魔を「世の君(君主)」といっているのは、そういう意味だ。 

 

 そして宇宙は、つまるところは(「最後の審判」の時には)、火で焼かれ「火の湖」と化すべく定まっている。 

 

  

<理想郷となるべき場> 

 

 改造理論③では、その現世の地上世界が組み変わっている。 

 

 そこが、人間が「理想郷にすべく努める場」だと、置き換えられている。 

 

 

<イエスは諸聖賢の一人> 

 

 第二の組み替え要素はイエスだ。 

 本来の聖書思想では、イエスは「究極の真理の体現者」とされている。 

 

 だがこの改善思想 ③ では、イエスを歴史に現れた聖賢の一人としている。 

 

 そして「神が、その真理の体現者にしたのは教祖である」という。 

  教団の教科書(『原理講論』光言社)はそう述べている(p.38)。 

  

(続きます) 

 

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