Sightsong

自縄自縛日記

マックス・ジョンソン『In the West』(JazzTokyo)

2017-09-01 08:15:58 | アヴァンギャルド・ジャズ

マックス・ジョンソン『In the West』(clean feed、2014年)のレビューを、JazzTokyo誌に寄稿しました。

>> #1438『Max Johnson / In the West』

Susan Alcorn (pedal steel g)
Kris Davis (p)
Max Johnson (b)
Mike Pride (ds)

●マックス・ジョンソン
ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『Until Your Throat Is Dry』(JazzTokyo)
(2015、16年)
クリス・ピッツィオコス『Gordian Twine』(2015年)
マックス・ジョンソン『Something Familier』(2014年)


柳川芳命+Meg『Hyper Fuetaico Live 2017』(JazzTokyo)

2017-09-01 08:09:36 | アヴァンギャルド・ジャズ

柳川芳命+Meg『Hyper Fuetaico Live 2017』のレビューを、JazzTokyo誌に寄稿しました。

>> #1435『柳川芳命+Meg / Hyper Fuetaico Live 2017』

●参照
Sono oto dokokara kuruno?@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
柳川芳命『YANAGAWA HOMEI 2016』(2016年)
柳川芳命+ヒゴヒロシ+大門力也+坂井啓伸@七針(2015年)
柳川芳命『邪神不死』(1996-97年)
柳川芳命『地と図 '91』(1991年)


「JazzTokyo」のNY特集(2017/9/1)

2017-09-01 07:46:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」のNY特集、Jazz Right Now(2017/9/1)。

■ 連載第25回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報

ジェイミー・ブランチ『Fly or Die』、Hear in Now『Not Living in Fear』のレビュー(監修:シスコ・ブラッドリー)。翻訳・寄稿しました。

■ 蓮見令麻さんの連載

 今号はお休み。

クリス・ピッツィオコス来日特集 

クリスの回答には少なからず驚かされた。かれはどのように進化していくのだろう。

クリス・ピッツィオコス インタビュー
巻上公一 インタビュー 

(写真を提供しました)

●Jazz Right Now
「JazzTokyo」のNY特集(2017/8/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2017/7/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2017/5/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2017/4/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2017/3/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2017/2/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/10/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/9/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/8/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/7/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/6/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/5/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/4/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/1/31)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/12/27)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/11/21)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/10/12)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/8/30)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/7/26)


毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2017-09-01 00:21:42 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Visionにおいて、集まった各メンバーのソロ演奏を中心とする「毒食」の一夜(2017/8/31)。

Maresuke (contracello) 
Junji Mori 森順治 (as)
Chiho Suzuki 鈴木ちほ (bandoneon)
Hideki Hashimoto 橋本英樹 (tp)
Tomoko Morita 森田智子 (performance, conductor)
Margatica (Mai)
Naoko Saito 齋藤直子 (curved ss)
Elizabeth Millar (cl)
Craig Pedersen (tp)

かなり多くの面々が集まり、ソロばかりではなくなった。演奏の順番は次の通り。

1) Maresuke+橋本+森+Margatica
2) 鈴木ちほ
3) エリザベス・ミラー
4) クレイグ・ペデルセン
5) 森田智子
6) 齋藤直子
7) Maresuke+鈴木+Margatica
8) 橋本+ペデルセン
9) 森+ミラー+齋藤
10) 全員

Maresukeさんのベースはアグレッシブで、指でまるでスマッシュをするように弾いた。これが最後になると、柔らかい弓を用いて、実に良い音を出した。

鈴木ちほさんのバンドネオンは、聴くたびに謎めいていてなかなか捉えられない。弾かずに蛇腹を動かすのみという表現が新鮮だった。

クレイグ・ペデルセンのトランペットはメタリックで、ピストンのみを動かして息を吸ったり吐いたりするなど、かなり多彩な表現を行う。これが橋本さんと並んでのトランペット・デュオでは違いが大きく、比較すると、橋本さんのそれが動と情を放っているように聴こえてくる。一方のペデルセンさんは、吹きながらピストン部分の金具を取り解体していくという離れ業をみせた。

音域が異なる木管が並ぶと、それぞれの音色が潰れてしまわず音の塊が創出され、快感を覚えた。齋藤直子さんとは松風鉱一さんに同時期に教わっていたきょうだい弟子だが、ユニークなカーヴド・ソプラノを吹くとは今まで知らなかった。比べて聴くと、森順治さんのアルトの太い道が際立つように感じた。ミラーさんのクラは、息遣いからクラらしい柔らかい音色までを繰り出した。3人で吹くときに、ミラーさんだけ低いロングトーンで攻めたりして、違いを際立たせる工夫がなされていた。

そしてMargaticaさんの張力(自己のそれと外部からのそれ)を感じさせるダンス、森田智子さんの闇を暴きだすようなパフォーマンス。

それぞれ刺激的で面白いものだった。

Fuji X-E2、XF35mmF1.4、XF60mmF2.4