下北沢のNo Room for Squares(2022/11/26)。
Akihiro Nishiguchi 西口明宏 (ss, ts)
David Bryant (p)
Takumi Awaya 粟谷巧 (b)
Tomoaki Baba 馬場智章 (ts)(※アンコールのみシットイン)
このサックス奏者のことは気になりつつ観る機会がなかった。デイヴィッドもしばらくご無沙汰。そして先日サックスの江澤茜さんから凄いと聞いた粟谷巧さん。そんなわけで時間も空いたしいそいそと足を運んだ。
西口さんはソプラノサックスだけを吹いた(アンコールではテナー)。エネルギーに満ちているのに中庸の音域で力強く制御されており、もはやソプラノの快楽。これはカッコいい。攻めては潔く引くところもいい。デイヴィッドの和音は相変わらず繊細に千変万化する。コルトレーンの<Central Park West>ではあまりのすばらしさに金縛りにあったように聴いた。そして涼しい顔で柔らかくも強くもリズムを創り出す粟谷さん。
アンコールではマッコイ・タイナーの<Passion Dance>をテナー2本で。馬場さんのフレーズはハロルド・ランドを思わせるというのか、決して折れることなくもりもりと形を積み重ねていくようで、これもまた快感だった。
Fuji X-E2, XF60mmF2.4
●デイヴィッド・ブライアント
曽根麻央+デイヴィッド・ブライアント@六本木サテンドール(2020年)
デイヴィッド・ブライアント@Body & Soul(2020年)
ジーン・ジャクソン@赤坂Crawfish(2019年)
レイモンド・マクモーリン@六本木Satin Doll(2019年)
ジーン・ジャクソン@御茶ノ水NARU(2019年)
マリア・グランド『Magdalena』(2018年)
ルイ・ヘイズ@Cotton Club(2017年)
エイブラハム・バートン・カルテットとアフターアワーズ・ジャムセッション@Smalls(2017年)
ルイ・ヘイズ『Serenade for Horace』(-2017年)
マリア・グランド『Tetrawind』(2016年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
ルイ・ヘイズ@COTTON CLUB(2015年)
レイモンド・マクモーリン『RayMack』、ジョシュ・エヴァンス『Portrait』(2011、12年)