平田俊子『低反発枕草子』(幻戯書房、2017年)を読む。
詩人によるエッセイ集。twitterかどこかで目にして、気になって買った。
ちょっとすっとぼけた雰囲気が良いし、文章がとてもうまくて好きだ。料理にたとえるなら、毎日ちゃんと握る塩むすびのような感じ。
そうか、電車の中で隠そうともせず大口を開けてあくびをする人とか、スマホいじりに夢中で肘をぶつけてくる人とか、そんな気に入らない人に対して、いちいち怒りをあらわにして毒づくよりも、こんなふうに言ったり書いたりすればいいんだな。
オススメ。