中国東北地方、吉林省の延辺朝鮮族自治州は北朝鮮に接しており、言葉も料理も中国・朝鮮の両方に跨っている。浅草の「和龍園」はその地域の料理店で、食べるのははじめてだ。東京では珍しいのかと思いきや、上野界隈には東北地方の料理を出す店は割にあるという。
名物の羊肉串の盛り合わせを頼んだら、手際良く、金属製の二階建ての骨組が組み上げられた。下でいい頃合に焼けたら、上でキープしておく。そして、改めて下の骨組を使って肉を串の端にぐいぐいと寄せながら、炭火に炙り、唐辛子、胡麻、クミンなどを混ぜた粉に付けて食べる。これが旨い。
羊肉串
鍋包肉(豚天ぷらの甘酢かけ)ははじめて食べる。衣はでんぷんなどを使っているようで、ふわふわさくさくとしている。甘酸っぱくて、まるで菓子のようだ。胡麻油の風味が効いたチャプチェも旨い。大満足、大満足。
鍋包肉
チャプチェ
拉皮ムチム
マッコリ!