新宿西口の「キングダムノート」は楽しい万年筆店で、売り物の半分が中古品。覗くと、大概は数人の先客がいて、ガラスケースの中を凝視している(中古カメラ店と同じ光景)。
先日、イタリア・スティピュラのエトルリアという万年筆をここで入手した。ロングセラーだが、ペン先が14Kの現行品と違い18K。何でも、ペン先とクリップに刻んである模様は、イタリアのアカントという葉であり、また、ペン軸のふくらみはトスカーナの大地だということである。
謂れはともかく、欲しかったこともあって、使っていて気持ちがいい。ただ、書き出しが渋かったので、ここで開かれたペンクリニックを予約し、仲谷ドクターに診ていただいた。「ねじれを取り、角を落とした」結果、また快適になってしまった。
当日の様子がツイッターにアップされていた
●参照
万年筆のペンクリニック
万年筆のペンクリニック(2)
万年筆のペンクリニック(3)
万年筆のペンクリニック(4)
万年筆のペンクリニック(5)
本八幡のぷんぷく堂と昭和の万年筆
沖縄の渡口万年筆店
鉄ペン
行定勲『クローズド・ノート』