日本の国内線を除き、飛行機に乗るときには、かならずスーツケースに「FRAGILE」のラベルを貼ってもらっている。
荷物の扱いを視た人ならわかると思うが、大体の場合は何のためらいもなくブン投げていて、おいおい何をすると言いたくなる。中にパソコンなんかも入れているから、気休め程度とは知りつつ、せめてもの対策である。
これらのラベルは、似ているようでいて、各社各様で面白い。
シンガポール航空。角ばったワイングラスと、「FRAGILE」の文字そのものにヒビが入っている。(それともビールグラスか?)
ガルーダ・インドネシア航空。ワイングラスはまったくの無傷。
タイ国際航空。ワイングラスは2箇所も割れている。
その後変更され、ワイングラスが復旧した。
ミャンマーのエア・バガン。実際には難しそうな割れ方をしている。
インドのジェット・エアウェイズ。無傷のワイングラスがなぜか3つ。
インドのエア・インディア。カクテルグラスにオリーブと優雅。
インドのキングフィッシャー航空。ビール会社がはじめた航空会社のくせに、割れているのはワイングラス(いや、ビールグラスのつもりか?)。名前の通り、カワセミの絵が良い感じだ。ところで、最近の経営悪化はひどいようで、もう乗ることもないかもしれない。
モンゴルのミアット。タイ国際航空の旧タイプと同様に、ワイングラスの同時2か所割れ。
UAEのエミレーツ航空。縦長のシールがいかにもオシャレ。カクテルもオシャレ(何しろ、バーカウンターを備えた機種がある)。
全日空。タイ国際航空と同じく、2箇所が割れている。デザイン的にはつまらない。
なお日本航空の場合は、頼むと「FRAGILE」のラベルではなく、ゴム紐で結える厚紙のタグをつけられる。
以上、9対2と、ワイングラスがカクテルグラスに圧勝した。また、割れ有り7に対し、無し4。
ところで、向って左上が割れていることが多いのはなぜだろう。
(ver.1: 2012/9/27)