普段の仕事用に、B5サイズ(182×257mm)のものを使うことが多い。ただ、コクヨの一般的な「キャンパスノート」は薄すぎてカバーに2冊入れなければ不安だし、万年筆で書くと滲んでしまう。何よりあの横罫が好きではない(勝手に字の向きや間隔を決めないでほしい)。最近では上質な紙のノートが多くなってきているのが嬉しいことで、わたしはライフの「ノーブルノート」や満寿屋の「MONOKAKIノート」をよく使っている。
一方、B5でも大きいと思うことが少なくない。鞄に入れて持ち歩くにも、狭い場所で開くにも、もう一回り小さいほうが便利である。A5サイズでも悪くないが、縦に開いて折り返すノートパッドならばどこでも書くことができる。
そんなわけで、米国ミードの「ケンブリッジ・リーガルパッド」がちょうど良いサイズだということに落ち着いた。海外でもA4サイズのものを使っている人をよく見る。わたしが使うのは5×8インチ(127×203mm)である。これを丸善の革製のノートパッドカバーに入れれば非常に便利。革製でなく合皮やビニール製だと、他の印刷物がべりべりとへばりついてしまうことがあって嫌なのだ。
しかし、これにも問題がある。独特の黄色はまあいいとして、やはり横罫が入っているし、万年筆ではどうしても滲む。他に良いものがないものかと探していて、ツバメノートの「ツバメ・リーガルパッド」を見つけた(ミードのものより若干薄い)。「OKフールス紙」が使われており、淡いクリーム色で方眼または無地、インクは滲まない。
なお問題がないわけではない。書き終わった紙を切り離すミシン目が不十分で、結局、すべてちぎらずに使うことになる。そうすると、最終頁あたりでは書き終えた分が厚すぎて、折り返す具合がよくない。
なかなか完璧ということはないものである。
ケンブリッジ・リーガルパッド、ツバメ・リーガルパッド、丸善のノートパッドカバー
ケンブリッジ・リーガルパッド。細字なのに結構滲む。
ツバメ・リーガルパッド。ほとんど滲まない。