ジム・ホール(feat. トム・ハレル)『These Rooms』(DENON、1988年)を聴く。
Jim Hall (g)
Steve LaSpina (b)
Joey Barron (ds)
Tom Harrell (flh, tp)
こんな隠れた佳作があった。
芯が固く、それでいて実に柔らかな音のレイヤーを積み重ねるジム・ホール。そして細やかな動きをする分子を呼び寄せて凝集させたような、トム・ハレルのフリューゲルホーンとトランペット。よく考えたら、ふたりの相性が良いのは当然だ。
自然体で、かつ、特別な音楽。こんなものはなかなかない。
●ジム・ホール
マイケル・ラドフォード『情熱のピアニズム』 ミシェル・ペトルチアーニのドキュメンタリー(2011年)
ジョン・アバークロンビー+アンディ・ラヴァーン『Timeline』(2002年)
チャーリー・ヘイデン+ジム・ホール(1990年)
ミシェル・ペトルチアーニの映像『Power of Three』(1986年)
ジム・ホール『The Complete "Jazz Guitar"』(1956-60年)
●トム・ハレル
トム・ハレル『Something Gold, Something Blue』(2015年)
トム・ハレル@Cotton Club(2015年)
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)
ジョン・イラバゴン『Behind the Sky』(2014年)
トム・ハレル『Trip』(2014年)
トム・ハレル『Colors of a Dream』(2013年)
デイヴィッド・バークマン『Live at Smalls』(2013年)