行徳のホットハウス(2019/6/8)。
Kazunori Sawada 澤田一範 (as)
Setsuko Matsui 松井節子 (p)
Satoshi Kosugi 小杉敏 (b)
Kenichiro Murata 村田憲一郎 (ds)
Guest:
Teiji Sasaki 佐々木悌二 (b)
インプロとかフリーとかばかり聴いていると、どジャズに包まれたくなる。そんなわけでここに来た。
澤田一範さんのアルトはちょっとスモーキーだ。バラード演奏のときに、特に、息を強く吹き込んで敢えて音をひっくり返すようなところもあって、とても良い。エリントニアン7なんかのアンサンブルでもきっと音が浮き出てくるんだろうな。
そして松井節子さん。無駄なことは言わず、奇を衒わず、しかし洒脱なフレーズを繰り出してきて、さっとソロを切り上げる。もう滅茶苦茶カッコいいのだ。この境地ばかりは若いピアニストには真似できないと断言する。松井さんのプレイはここでしか聴けないし、みんな行徳に来るように。
曲は、Out of Nowhere、I Can't Get Started、Hot House、Confirmation、You'd Be So Nice to Come Home to、Golden Earings、Blue Minor、Old Folks、Star Eyes、In a Sentimental Mood、Big Footなど。
Fuji X-E2、XF60mmF2.4
●参照
中村誠一+松井節子+小杉敏+村田憲一郎@行徳ホットハウス(2018年)