我が家には全国各地から連れてきた「子供」が育っている。このラショウモンカズラもそのうちの一つで、これは越後魚沼の平標山麓の沢筋から連れてきた。けっこう暴れ癖があって我が家の庭の一角にはびこっている。連れてくるといってもそこは良識の範囲内で、自分の手に負えそうにないものは持ってこないし、多くは一枝頂いて、挿し木や挿し穂で活着させているから誤解のないように。
ところで、「ラショウモンカズラ」という名前が気になる。花の形が羅生門の鬼の切り落とされた腕に似ているからだというのだが、名付けられた方はいい迷惑だろう。もう少し美的な名前でも十分通用すると思うのだが。「カズラ」は蔓を意味する。ランナーを出して結構あちこち這い回る。
ラショウモンカズラの生態も面白い。新潟県内では阿賀野川沿いには福島県側から海岸近くまで分布しているのだが、その他の分布は越後山脈に沿った深山に点々と生育する。信濃川や魚野川沿いには下りてきていない。ただし、弥彦山塊には分布する。どんな歴史がこの植物にはあったのか、そんなことを考えるのも楽しいものだ。
ところで、「ラショウモンカズラ」という名前が気になる。花の形が羅生門の鬼の切り落とされた腕に似ているからだというのだが、名付けられた方はいい迷惑だろう。もう少し美的な名前でも十分通用すると思うのだが。「カズラ」は蔓を意味する。ランナーを出して結構あちこち這い回る。
ラショウモンカズラの生態も面白い。新潟県内では阿賀野川沿いには福島県側から海岸近くまで分布しているのだが、その他の分布は越後山脈に沿った深山に点々と生育する。信濃川や魚野川沿いには下りてきていない。ただし、弥彦山塊には分布する。どんな歴史がこの植物にはあったのか、そんなことを考えるのも楽しいものだ。