森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

エゴノキ(エゴノキ科)

2006年05月29日 | 自然観察日記
 写真は花数が少ないように見えるが、枝が密集し樹木全体に鈴なりに白い花が咲く。果実にサポニンが含まれあわ立つ。かっては石鹸の代用品として使われたという。

ハクウンボク(エゴノキ科)

2006年05月29日 | 自然観察日記
 エゴノキと同じ頃に咲き出す清楚な花ハクウンボク。かなり大木になるのだが、越後で見かける個体はそれほど大きいものでなく、したがってエゴノキほどのインパクトはない。同じ白色でも賑やかなエゴノキに比べ、大きな葉に隠れるようにつくハクウンボクが私の好みだ。ハナアブも好きなようで、良く訪れ盛んに吸密する様子が観察できる。
 庭で実生株を育てて既に10年くらいは経つだろうか、3m超の個体にいくつかの花が咲いている。しかし、私以外に知る人がいない。あえて誰かに教えようとも思わないが、一人花と対話する時間がまた至福の時間でもある。