3年ぶりに見た花です。夏場、深い山に入れば必ずと言っていいほど出会える種ですが、今回はなぜか懐かしさと愛おしさでいっぱいでした。それも、私自身があまり深い山に入らなくなったことと、次第に感じている体の衰えでまもなく来れなくなるかもしれないという一抹の不安がそう感じさせるのかな?だいたい薄暗い湿った場所に群生していますからこの黄色の鮮烈さがより一層強い印象を与えます。
ゴマノハグサ科。日本海側多雪地域の種で、太平洋側の種との比較で多くの種がそうであるように大型サイズです。雪は大型にさせる特徴があるようです。その理由をどうつけましょうか?ところで、この種は花の時期しか気にならないせいで、名前の「ほうずき」のしっかりした記憶がありません。うっすらと記憶にある実は細長い形だったような・・・。解説には実がほうずきに似ているとありますが、ネットで探してもみつかりません。実のできる頃に再び山登りをして確認しないといけませんね。