ニシキギ科の籐本です。深山性の種で、越後では内陸に入ると普通に出会えます。私の知る範囲では、フジなどのように樹に巻き付くイメージはなく灌木の上に蔓を伸ばして這いずり回るというような感じでしょうか(大木に巻き付いているという話もないわけではありません)。花の季節はマユミやマサキなどほかのニシキギの仲間とは異質で大量の花を持った房を沢山つけますから目立ちます。しかし、実の季節は地味でマユミやマサキの艶やかさはありません。蔓が褐色で目立つことからクロヅルと言われるようになったそうです。この蔓を利用して細工物ができそうですが具体的な知識はありませんがどなたかご存知でしょうか。
一つ一つの花を見ればニシキギ科の仲間ということが納得できますが、遠目では分かり難い種です。1cmにも満たない花ですが5枚の花弁はとても澄んだ白色で沢山集まるのでとても目立つものになります。鳥甲山の各所でみられます。