森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アズマシャクナゲに止まるキベリタテハ

2012年12月31日 | 自然観察日記
キベリタテハです。なかなか撮れない1枚が手に入りました。かなりのスクープの気分で自慢の一枚になりました。わずか3mの距離での撮影です。ラッキーでした。キベリタテハは若い頃昆虫採集をやっていたのですが憧れの蝶で、一度も捕まえることができない一つでしたね。今は蝶から離れていますからそれほどでもありませんがマニアにとっては垂涎の存在という人も多いのではないでしょうか。綺麗ですね・・・。気配に間もなく飛び立ってしまいました。
アズマシャクナゲは日本海側では深山から亜高山まで普通にみられるものです。葉裏が蜘蛛毛で覆われるのが特徴です。

アサギマダラとヨツバヒヨドリ

2012年12月31日 | 自然観察日記
ヨツバヒヨドリに止まって吸蜜しているのはアサギマダラ。海を渡る蝶としても名高いアサギマダラ、こんな高山にも現れるのですね。秋口には里山にも時々姿を見せる蝶で、行動範囲が大きいことがいわれています。実際はどういう生態をしているのかまだまだ疑問の所がある謎の蝶です。ヨツバヒヨドリは深山から亜高山にかけて見られる種で、今回の山旅の至る所で見かけました。葉が4枚輪生するので似た種との違いがわかります。