山頂近くのガレ場にはキバナノカワラマツバが花をつけています。山地で見ることは多いのですが低地からかなりの高所にもその生活圏をのばしているようですね。今年は菅平の一角でこの花の群落を目にしました。そこは多くの種が混在する草原で、このような裸地に単生しているものではありません。カワラマツバはおそらく先駆植物で荒れ地に最初にやってくる種ではないでしょうか。土壌が安定するまでは競争相手がいないけれど、やがていろいろな種が生育するようになってしだいにここから追い出されてしまう・・・。そういう役どころの存在。
どんな種でも自分の立ち位置とか役割りがあってすべての存在で大きな生態系というバランスを取っている・・・。自然というのは不思議で魅力的なものなのです。
どんな種でも自分の立ち位置とか役割りがあってすべての存在で大きな生態系というバランスを取っている・・・。自然というのは不思議で魅力的なものなのです。