森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマヤシャブシ 実

2012年12月06日 | 自然観察日記
同行したI氏から教わりました。ミヤマヤシャブシという種で太平洋側のヤシャブシの山地形と考えられる種。葉裏の毛が多いのが特徴だとか。越後の山地にはヒメヤシャブシがごく普通にあります。私は公園に工事関係で入ってきたのかオオバヤシャブシも見ていますが、これは両種とも違うものですから、いくつかあった新しい出会いの一つになりました。いわゆるヤシャブシをしみじみ見たことはありませんから、葉の細いヒメヤシャブシと広く大きなオオバヤシャブシの間にあるこのヤシャブシにはかなり興味を持ちました。実も両種の中間くらいの大きさです。すこし、ヒメヤシャブシに大きさは近いかな?関東から中部山岳域に自生がみられるそうです。

ヤマブドウ 実

2012年12月06日 | 自然観察日記
今年は裏磐梯でたわわなヤマブドウを見つけて同行した人と味わいました。笹が峰でも食べたかな?所々で味わったヤマブドウ、熟す前の一瞬に何とも素敵な色彩を発します。ヒスイの青い色と表現したいですね。わかりきっている物事が実はあまり知らないということがままあります。この年になると、そういう視点で周りの見知ったものを見る気持ちも湧いてきてまた新たな発見をしては悦に入っているのです。自然は楽しいですね。
ブナやドングリなど山の実りが少なくてクマが里に下りてくる事態になって問題視されていますが、ヤマブドウに関しては出かけた範囲ではありますが実付きは悪くない気がしました。