峠への国道沿いに長岡当たりでは見かけない樹が目についてしばし観察。フサザクラでした。沢沿いの急傾斜地に生えていて径の割には樹高があります。この樹の性質から道路工事で裸地になった場所に生えて今に至ったのだろうと推測。陽樹と思いますから、周辺はかなり高木の密度が高く被圧されている様子。早晩消えていく運命でしょうか。
雌雄異株の樹。雌株のようです。種子(果実)がまだ未練がましくたくさんついています。翼がありますから風に乗って散らばる構造ですね。冬芽もはっきりしています。丸みがありますから花芽のようです。実はこの樹はかなり先に合って手の届く範囲のものではないのでカメラに収めて拡大したものです。フサザクラは糸魚川の山奥では見ていますが中越地域などそれ以外では確認していません。県内の分布は限られているようですね。