小さな木もあるのですがハリギリと気づくのは大体巨木になってからのことが多いかもしれません。そんなハリギリの大木があって、目の高さに新芽がいくつも出ている個体に遭遇。ウコギの仲間ですからこの新芽も山菜として利用でき、評価もいいとか。しかし、大木なることと棘の存在で採集する機会もなく今まで口にしたことがありませんが、目の前の新鮮なボリュウムのある新芽の様子を見ると一度は試食もしなければと思いました。しかし、ここでの採集は具合が悪いので写真を撮って記憶に留めるだけにしました。
リョウブも里山などではごくありふれた木ですが、径30cm近くのものはめったにお目にかかれません。シロヤシオの林の中に混じってそんな巨木がありました。正確には計測はできませんでしたが伸ばした手のひら以上の径がありました。茎の肌も美しく樹皮が禿げた文様がなかなかいい味を出しています。リョウブの樹でこれほど感動したこともありません。素晴らしいの一言に尽きます。