関東圏の山に登るとよくコヨウラクに出会います。那須でも生育していて愛らしい花を見せてくれました。小さな花ですから注意していないと目に留まらないのかもしれませんが、長年山歩きをしているとどんな小さな花でもすぐに目についてしまいます。街中で知人とすれ違っても気づかないのに自然の中にいるといろいろなものが見えてしまいます。
相称になっていない花もないわけではないのですが、コヨウラクの花も歪んだ形でとてもユニークです。この歪みにどういうメリットがあるのでしょうか。推理してもいい答えが浮かんできません。ときに自然は不可解な現象を見せてくれます。それはそうと、間近でコヨウラクを見ると引き込まれるものがある気がします。