森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コウホネ

2015年05月07日 | 自然観察日記
雪国植物園に入った時の話。何度か足を運んでい待て、それなりに理解しているといっても少し時間が経るとかなり雰囲気が異なった状態になっています。理想的な里山を目指してボランティアの力を借りながら思い切った整備が進んでいます。いろいろと批判される方もおられるのですが、杉林の放置林よりは伐採して雑木林に誘導するのは「里山」を掲げる以上当然の方向だと個人的には考えています。
そんなことを意識しながら園内を散策するのですが、最近訪れた際に目に留まったものを載せます。
湿地はまだあまり動きがありませんが、コウホネを植栽した池には水面に新しい葉が見え始めていました。よく見ると水面下にも葉があって結構大きく育っています。水草の二形葉が見られるのですが、写真が分かりにくいようですね。

コウホネの地下茎

2015年05月07日 | 自然観察日記
昨年この池を整備したのでしょう。岸にはコウホネの地下茎を引き抜いてうず高く積んだ小山が・・。よほど繁茂してうるさくなったということなのでしょうか?もったいないなぁというのが感想です。丘陵公園には貧弱なものしかありませんから、ちょっと羨ましい・・・。でも、はびこると結局は処分せざるを得ないのでしょうね。
それはそうと、コウホネの地下茎など早々見られることはありません。なるほど「骨」に見える気もしますから名前の云われも納得できます。ところでころに見られる葉が落ちた葉痕も参考になります。レンコンのように食用にはならないのでしょうか?ふとそんなことも思ってみたりして・・。