森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シャク

2015年05月13日 | 自然観察日記
久しぶりに人を案内して五泉の小山田地区に行きました。エドヒガンのいいところは終わってはいましたが、遅い花も見られて楽しい一時になりました。車から降りて最初に出迎えてくれたのがシャクの群生。シャクは大きな群生になって自生しているのですが不思議と長岡地域にはみあたりません。川口にもあり、出雲崎にもありここ五泉にもあるのですが・・・。資料をもとに分布を調べてみると、感じていたことと符合していることがわかりました。里山に普通に生育している種という感覚でしたが、分布に偏りが際立つ種であることがわかりました。

シャクの花

2015年05月13日 | 自然観察日記
せり科の花は散形花序。他の種もそうですが縁に並ぶ花は花弁の大きさが不揃いで、中央部の花は花弁が同じ大きさになっていることが多いのです。シャクも外側の花の花弁は二つが大きいのが分かります。縁ということもあり伸びる空間があり、また装飾花という意味合いがあるのでしょう。