森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オキナグサ

2015年05月08日 | 自然観察日記
以前は里山やその周辺の草地には普通に見られたというオキナグサです。園内の明るい林床にそれとなく花を咲かせていました。植栽されたものと思いますが、本来の自生もこんな環境であったのかと想像しています。花の色と言い葉の様子などこの季節にしては決して目立つ存在ではなく、環境に溶け込んでいるといった風情です。乱獲というのもあるのでしょうが、里山の利用の仕方が大きく変わって消滅していった植物のような気がしています。

セキショウ

2015年05月08日 | 自然観察日記
セキショウがありました。多くはないのですが園の入り口近くに花を見せています。この種も残念ながら県内での自生を見た記憶がりません。すべて、寺社や家庭の庭などで見かけたものです。一応、雪国植物園では新潟県内の里山(500m以下の)の自生植物以外は入れないと豪語していますから、どこかに自生があるのでしょうね。私が持つ資料には参考になるものがなく白紙の状態です。
花の盛りでサトイモカの植物ですからミズバショウと同じ花が観察されます。ただし、苞葉はありませんが。