森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シモツケ

2016年10月07日 | 自然観察日記
シモツケは公園などにどっさりと植栽されていて、花もそこで見る機会が多い花です。深山幽谷という都会と隔絶された環境で見るととても違和感を感じてしまいます。しかし、彼らの故郷はここなのだと気づくとシモツケに対する気持ちが変わってきます。深山や高嶺にのみ花を咲かせていれば憧れの美しい存在でいれるものをなまじ適応力が優れどこでも生育できる性質があるばかりに街中に溢れ特別な感情を抱かないような存在になってしまいました。少しかわいそうな種です。

シモツケノ残り花

2016年10月07日 | 自然観察日記
もう花の季節は終わっていますが、わずかに残り花がありました。盛期は桃色のあでやかな花ですからこれが群生するところは見ごたえがあるのだろうなぁと思います。しかし、イワシモツケやマルバシモツケなどの白い種は過去に何回か見ているのですが、桃色のシモツケの花群落は出会っていません。どこかにあるのでしょうか?

シモツケの葉

2016年10月07日 | 自然観察日記
野反湖のシモツケは湖岸の散策路で見つけたもの。花の時期ではないので気づかないのが多いのかもしれませんが沢山生育していたようには見えませんでした。