今年から加わったものです。この種も以前は普通に自生していたと思われます。ミズアオイは1年草で晩秋細かな種子が水中に散布されますから次年度以降は湿地のどこかに発生すると思います。しかし、今年ミズアオイと付き合って気難しい面をいくつか感じました。まず水深の深い場所は苦手。それでいて陸化するのも嫌がるようで推進1~5cmくらいとごく浅いのが好きなようです。そして流れのある場所は成育しないのと水温に過敏でお湯みたいな高温の方が好きなようですね。8月までに大きくなれば9月から寒さを感ずる10月に花をいっぱい咲かせてくれます。
もちろんこの種も絶滅危惧種。ボランティアの一人が見つけてきてくれて私が譲り受けたものです。公園の責務に絶滅危惧種などの貴重な種の保護というのがあると考えています。偶然頂いた種子を何とか増殖させられたのに安堵していますが、今後この種がこの場所で生き続けられるかを考えていかなければなりません。ミズアオイの花の不思議は次の機会にします。