この種は絶滅危惧種になっていません。似た種がいくつかあり里山には2種確認しています。矢じり型の葉が特徴的で花もなかなかかわいい花です。しかし、幾分浅めの場所に大群落を作っていてあまりの密植ぶりでややうんざりというところ。
シダ植物です。かつては困るほど水面を覆いつくすこともあったようですが、いまでは絶滅危惧種です。数年前の工事で一時個体が激減して心配していましたが今年復活していることを確認してホッと安どしているところです。水草の多くが嫌われ者でしたが、今は貴重種扱いのものがかなりあります。水環境ではツボにはまると手に負えないほどの繁殖を見せますが、一度バランスを崩すと一気に消えてしまうという危うさを秘めています。貴重な水草を保護するためには見識を持って継続的に対応する組織が必要だと思っています。