アキギリ

越後にはキバナアキギリがごく普通に自生しています。そんな中紫色の花に出会うと面食らいます。そういえば以前小耳にはさんでいた「青いキバナアキギリが山奥にある」ということを思い出しました。これのことか！と夢中で写真を撮りました。色の違い以外はキバナアキギリとの差が分かりませんでしたが、中部から近畿にみられるアキギリとう種になるようです。キバナアキギリにも白花種がいるのですが、こういう紫色の花の変異は報告されていなくて別種のアキギリとなります。

アキギリの花

日本産のサルビアです。越後にもアキギリが自生していたということを身をもって体験しました。

アキギリの葉 裏面

葉の違いは明確ではありませんが、耳の張り出しが少ない感じです。葉裏はやや白いようです。しかし、これも明確な差があったわけではありません。キバナアキギリとの差は花色以外ははっきりしません。

キバナアキギリ

同じような場所にキバナアキギリも自生しています。

色違いのアキギリ

アキギリと並んで色違いのアキギリがありました。これはかなり薄い紫色。白いキバナアキギリを見たことがありますが、こちらは薄く黄色味がかるのでそれとは異なります。アキギリとキバナアキギリは明確に区別される種なのでしょうか？個人的にはやや懐疑的になっています。同じところにいろいろなタイプのものが生育しているという事実。興味深いことですね。
松之山地内の山野草の花の色の色違い種は他には何があるのでしょうか？