森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クルマムグラ

2017年07月07日 | 自然観察日記
ブナ帯の草地などで見るクルマムグラです。よく似たオククルマムグラとは毛のあるなしで区別できます。この種は毛のない方。あがりこのブナ林へ向かう散策路の一角、ワラビなどの山菜が伸び放題の草地などに生えていました。

クルマムグラの花

2017年07月07日 | 自然観察日記
花はとても小さくピントを合わせるのに一苦労。花弁は普通4分裂していますが、5分裂するのもあるとか。葉は車状に6枚あることが多いのですが、これも8枚以上になることもあるそうです。今回はそこまで調べていません。

シロシタホタルガ

2017年07月07日 | 自然観察日記
近くにサワフタギの木がありました。その木にとりついている一見綺麗な芋虫です。フィールドミュージアムでもよく見られることですが、その葉を食い荒らしている虫がこのシロシタホタルガということが分かりました。サワフタギの木は秋に瑠璃色の実をつけるので大切にしたいのですが、シロシタホタルガがとりついてしまうと一枚の葉も残さず完全に裸にされてしまいます。そうなった木は青い実を楽しむことは期待できません。成虫の蛾は特に問題ないのですが、幼虫時代はうっかり触ると痒くなるとか。気を付けましょう。