森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナツハゼ

2017年07月29日 | 自然観察日記
そろそろ実成の季節でナツハゼが赤い色に変わり始めています。もちろんまだ食べられるように熟してはいませんが、たわわに見の付いた木が多いところを見ると今年は成り年で豊作なのかと期待してしまいます。知人はこの実を集めてジャムにするのですがそのおこぼれを期待しているところです。

ナツハゼの実

2017年07月29日 | 自然観察日記
かなり酸味のある味覚ですからジャムにはいいのだそうです。里山の隠れた味覚です。果実は秋に黒く熟しますが夏の子の頃はまだ赤みがあります。果実の頭部は花冠が付いていた跡が残り、それがぐるり一周していてまるで頭にはちまきをしているように見えるというので「はちまきグミ」という名前もあるのだそうです。

ナツハゼの葉

2017年07月29日 | 自然観察日記
里山にはツツジ科の低木が多く入り混じって生育しています。習性も似通っていておまけに形質もあまり差異がないのもありますから人によってはかなり苦手意識を与えてしまうグループかもしれません。