カモシカ展望台へ向かう登り道。ゴカヨウオウレンに気を取られていると同行の方がタケシマランがあると知らせてくれました。ところどころ雪が消えたばかりの場所があり芽吹いた若々しい草花の中に地味な花をつけているタケシマランを確認しました。この種も早くに咲く花ですから夏山の盛りにはすでに花がなくて、秋口には赤い実が目立つものですから花の印象より実の印象が強い種です。
ピントが甘い写真ですが、なんとかタケシマランの花の構造が読み取れます。丸みのある六個の塊は花粉塊でしょうか。中央に柱頭がのぞいています。」受粉後果実は赤く色付き花とは異なりかなり目立ちます。果実は赤いものとだけ思っていましたが、ネットではクロミノタケシマランとかもあるそうでまた黄色い実をつける個体の写真もありこれも様々だなぁという感想。ちなみにタケシマランとは竹の葉の縞ににているのでつけられたというのが一般的な解釈のようです。