ひさしぶりに小国森林公園を訪れました。夏休み間近の公園はキャンプや自然観察会・トレッキングなどの催し物などが滞りなく行われるようにきれいに整備されていました。人の話ではかつての雰囲気とはかなり変わってしまったということですが、吊り橋は立派に作り変えられ深い谷を上から見下ろせるようになっています。木々の葉の茂りや空間の占有を上から見ることができます。最も感動したのはコナラやホウノキなどの高木の樹冠を目の高さで観察できることでした。普段体験できないものがここではできますから子供たちの夏休みの自然観察にはもってこいの場所と思いました。
小国森林公園はコナラの林が中心です。この季節、まだドングリを拾うということはできないもののその成長過程を垣間見ることができました。吊り橋の上から、手を伸ばして小枝を引き寄せると葉の間に何やら小さな丸いものが見られます。
同じコナラの木についていた丸いもの。これは果実ではありません。いわゆる虫こぶと言われるもの。葉にできたものではなく、冬芽にできたもので葉が伸びずに芽そのものが膨らんできたもの。中を割ってみていませんが「メイガ」といわれる蛾の仲間が住み着いているようです。