オオバスノキです。この実も熟し始めて黒みを帯びてきましたがまだ完熟ではありません。ナツハゼが生育する隣にオオバスノキも負けじと実をつけていました。並んで生えていて、果実も同じようにあれば比較できますからその差異が分かります。
オオバスノキの立派な株です。果実はパラパラとついているだけでナツハゼに比べると果実の生産量は圧倒的に少ない感じです。ナツハゼ同様スノキ属の仲間ですから似ていて当たり前なのですが、葉の質感はよく似ています。
ウスノキという赤く熟すスノキ属の低木も里山にはありますから、果実の時が一番分かり易い時期です。オオバスノキは枝先に1個ずつ着くのに対してナツハゼは房状につきますが、一つの果実形質の違いも際立ちます。名前の通りかなり酸っぱい実です。