森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミネカエデ 展葉①

2017年07月25日 | 自然観察日記
ミネカエデの低木がところどころある中で、冬芽から葉が伸びだしていくそれぞれのステージの様子が観察できました。これは、冬芽が膨らんで芽鱗がいまにも外れそうな段階のもの。カニの眼のようでユーモラスすな姿です。

ミネカエデ 展葉②

2017年07月25日 | 自然観察日記
芽鱗が割れ中から瑞々しい若葉が出てきました。うっすらと紅を帯びた若葉は何とも愛おしい姿です。その基部にはつぼみでしょうか、一塊のものが伸びだしてきています。

ミネカエデ 展葉③

2017年07月25日 | 自然観察日記
葉身の中央部分が丸く盛り上がり先端部分が内側に巻かれています。葉の部分部分の成長の速度が異なるための現象でしょうか。この形ならつぼみなどが内側にあれば傘のように雨をよけるようは配置で、あるいは全体的には内部を寒さとか風とかを防ぐのに都合のよい形に見えます。芽だしの頃から様々な仕組みが考えられているように思いました。