写真ではよく見るものの実物の花を見ることが少ないものの一つにチングルマがあるかもしれません。この花も夏の盛りにはすでになく毛の多い果実の姿を見ることになります。あるご婦人が「やっとチングルマの花を見ることができた」とつぶやいていたのがとても印象的でした。それでも、この時の西吾妻連邦は花のがようやく始まったばかりで、人形石の付近でようやく開花株が見つかっただけですから幸運であったことは確かです。
この山塊にはどれくらいのチングルマが生育しているのか定かでありませんが、まだつぼみの小さ目な群落が点々とありました。花のタイミングに合わせて登山することができるようでできないもの。一面に広がる大群落を写真でなくこの目で見たいものと思ています。