山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「ラブファーマーズカンファレンス」が始まった

2015-09-03 22:43:51 | 市民活動・まち育て
 町内の「春野山の村」で「第1回ラブファーマーズカンファレンス」の全国集会が開催された。
 ナイナイづくしのわがムラにとっては大いなる刺激剤になる可能性がある。
 しかも、歌手の加藤登紀子さんの応援の波及力は少なくない。
 トキさんは出店した店を回って気軽に話を聞き出していく。

                             
 オイラが注目していたのは、星寛治さんだ。
 有機農法の町として一世を風靡した山形県高畠町の中心的人物だ。
 著書も何冊か読んだ記憶もある。
 星さん・おトキさんともそこそこの話ができたのが感激だ。

          
 なめした鹿皮を着てきたおトキさんは、ジビエだけでなく皮をゴミにするのではなく有効利用する手立てを提案する。
 「ラブファーマーズ」の意味を一部の人ではなく、多くの人のものにしていくのがこの集いであることを強調する。
 さらに、自分の出産体験から、「からだ」も「土」と同じく、命を生み出していくものだということを実感したという。
 そうか、からだも土も同じ仕組みがあることに改めて納得する。
 よどみない迫真のトークに一流プロの深さが伝わってくる。

                                  
 残念ながら思ったほど地元からの参加者は少ない。
 それは逆説的に言うと、有機農法をやってきた人たちの硬直化が進行したのではないかということだ。
 それぞれの組織のこだわりに拘泥するあまり、運動を広げていく容量を結果的に狭めてしまったのではないかと思える。
 
 その意味では、おトキさんの言葉は多くの人が納得する説得力がある。
 それだけとびぬけた奥行きある存在であることを思う。
 


 
 
コメント (2)
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