山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

運動と地域との乖離を埋めるのが課題

2015-09-05 21:39:08 | 春野山の村
 「ラブファーマーズカンファレンス」三日目。
 土曜日とあって学生ら若い参加が目立つ集会は、高齢者の過疎地を突然別世界を形成する。
 多様な分科会の構成は、ブレーンの幅広い人脈が想起される。

       
 集会をけん引する某女史のカリスマ度はぐいぐい事態を魔法の世界へといざなう。
 あすで終わる前に、裏方で奮闘するスタッフを紹介してねぎらう配慮も忘れない。
 しかし、地元からの実質参加者が限りなく少ないという現実は、まさしく日本の集落の閉鎖性を露わにしている。

                                 
 つまりは、よそ者が突然やってきて遠吠えを吐いているようなものだ。
 それが本物になるかどうかは有機運動の精神を柔軟に解きほぐしていく作業が求められる。
 改革は小さなところ・弱いところから始まる、という言葉を思い出す。

                 
 こうした集会に慣れていない地元の人を受け止める、または出番や居場所を創出する配慮ができるかどうかだ。
 どうも運動論が先行してしまう従来型集会は、研究者好みの内容になりがちだ。
 
 ただし、この集会の地域に与えた影響はじわじわとボディーブローになっていくと思われる。
 それには毎年ここで集いを貫いていくこと、地元の参加者を粘り強く広げていくことだ。
あすでこの集会は閉幕する。
 地元では数人とはいえ若いスタッフがかかわったことに今後の期待と希望とがある。
 
 
コメント
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