山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

掘り出した「自然薯」と天然醸造の「醤油」

2015-12-02 20:24:28 | 特産品・モノ
 下から上まで泥だらけのしんちゃんが、軽トラでやってきた。
 近くでヤマノイモつまり40cmほどの天然「自然薯」をいただいた。
 春は山菜、秋は自然薯掘りという今では贅沢な暮らしを続けている。

 1本のヤマノイモからこの3倍の自然薯を一人で掘り出したのだという。
 地を這って掘り出してきたロマンと心意気が伝わってくる。
 ありがたい。
 ありがたくいただいた。

                             
 しばらくして、兄から千葉の醤油が届く。
 そこは小規模ながら天然醸造の醤油づくりを180年続けている商店だ。
 店舗や工場が国の登録有形文化財にも指定されている富津市の「宮醤油店」渾身の一品。

         
 普通のスーパーでは入手できない手作りの醤油が地方で頑張っている。
 地方創生は上からやるものではなく、地方自身が個性的な自立を目指すものでなければならない。
 それを側面から支援することに徹するのが国の役割だ。

 それを今まで手を抜いてきたから補助金に群がり、地方政治家に支配されてきて、自立できないまま農民は現代的「逃散」をしなければならないのだ。
 つまり帚木蓬生さんではないが、農民をたぶらかしながら大都市中心主義の政治経済を貫いている。
 「逃散」しないでも生きていける暮らしをいかに構築していけるのか、過疎にいるオイラの宿題がのしかかる。
 
 
        
コメント
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