地域公民館のブロック塀が倒壊の危険があるということで、急遽地元自治会を中心に撤去することになった。時間前に仕込み準備がされていた。
すでにブロック塀を横と縦に電動丸のこで切断していく。若い人はいないが軽やかに動いている姿が美しい。
いつの間にか、重機が4台にダンプが1台集まる。人数も二十人近く集まり、切り取ったブロックを破砕していく。
砕いたブロックは近くのお宮の駐車場予定地に運ばれ重機で平らにされていく。重機の扱いといい、工具の扱いといいなんでも自前でやってしまうのに驚愕する。
業者に頼んだら百万円近くはかかるだろうが、「ゼロ円食堂」ではなく「ゼロ円建設」だ。資材も燃料も自前、これこそ「地域力」の発揮に違いない。
ブロックをすべて撤去してから、仮止めの塀を設置して、ちょうどお昼過ぎに終了。何もできないオイラは交通係となり、ブロックが道路に落ちたり、重機が道路をはみ出したりしたとき往来する自動車の安全を担当する。
風は冷たかったがおかげで暖かい心を持ち帰ることができた。