たまたま知った「ラオンシードリング」主催の「種市」に参加する。自家採種した種を自給・循環させることをめざしたマーケットだ。
オイラも余っていたオクラとエビスグサの種を持参して参加してみた。ただ、種の交換の方法がわかりにくいのが課題だ。また、フラッと参加した人のかかわりがわかりにくい。それでも、自然農法で自家採種している農家には人が集まる。
30代の心優しい人が店を出しているので儲けようとしていないのがスタイルだ。アジアン風の食事や飲み物も出店している。アーティストの絵もあったり演奏やトークライブもある。今までの小さなつながりが、線から面になってきた歩みを感じる。
昨日の突風だったら実施自体が難しかったかもしれないがきょうは春を感じるほどの穏やかさだ。小さな焚き火に親子が集まってくる。ところどころで「春野は考えのしっかりした人がいてうらやましい」と言われるが、内実の厳しさ・壁は同じではないかと思う。
スローライフを実践している若手の自然体がここちいい。この力が過疎の進撃を静かに止めていくスナイパーになっていくことを確かめていきたいものだ。