昨日の午前中に集落の女性部による「蕎麦会」に参加する。100%蕎麦粉の手打ち蕎麦を作ってみたがかつての感覚をすっかり忘れていた。水分が多すぎたので蕎麦粉を加えたり、指がひっかかって穴を開けたり、太さもうどんのようになったり、記憶力も行動もますます減退している。なんとか、煮込みうどんをみんなで食べることができたが。
そこに、手づくりの生姜佃煮、ミニメロン漬物、クサギのミズの佃煮が近隣から出される。それがじつにうまかった。とりわけクサギの佃煮が大葉の佃煮のような味がする。これは地元独特の山菜だ。ネットで調べても出ていない。これは特産物にすべきものだが、ゼンマイと同じように揉むのが面倒らしい。
そのうちにまた、イノシシのスライス肉がどんどん出てくる。それをニンニク入り胡椒を振りかけて焼いていく。あらためてイノシシの旨さが口内に充満する。男性は酒を媒介に「いつもの話題」に腹を抱える。女性はチームワークよくてきぱき食事の手配・片付けをこなしていく。男性中心社会であるのが気に入らないが、都会のように地域的に孤立している人間関係よりは田舎らしい。